民主の参議院幹事長、ソマリア海賊を知らず

ニュース,政治

Portrait.Of.Pirates ワンピースシリーズNEO-3 ロロノア・ゾロ

昨年中のソマリア沖の海賊事件は100件を超え、23人の乗組員が乗った日本郵船の大型原油タンカー「高山」が小型不審船から発砲を受け被弾した事件も含め日本関係船舶関連では3件の海賊事件があった。

ところが、民主党の平田健二参院幹事長は20日の記者会見でこんな驚くべき発言をしてみせた。

海賊というのは漫画で見たことはあるが、イメージがわかない。ソマリア沖で、日本の船舶が海賊から襲撃を受けて被害を受けたということがあったのか

ソマリア沖で日本船籍の船がロケット弾を被弾してるし、ソマリア海賊によって日本人が人質になり100万ドル単位の身代金を取られたりしてる。

ペーペーの議員が突発的に質問されて答えに窮するならまだしも、参院の幹事長クラスが国の安全保障に大きく係わる問題について、全く認識していないって…ちょっともうあり得なくね?

本件に関する民主党としての対応も右往左往していて、元々は民主党の長島昭久議員が自衛隊艦艇による護衛を提案したのに、今になって民主は「自衛隊じゃなくて海上保安庁で対応すべき」と意見を翻しそうな状況。結局、自民の言うことに反対したいだけ?

そもそも戦争に行くんじゃなくて、自国民を海賊から守るために護衛を付けたいってハナシだよ?でも現行法だとシガラミが多すぎて自衛のための発砲すらままならない。だから国会で議論を重ねて法整備を行い、その上で海上自衛隊を送り出すべきだと思います。