スピーカーの記事一覧

入門スピーカー自作ガイド、読了

入門スピーカー自作ガイド―基本原理を知って楽しく自作! (学ぶ・作る・楽しむ・電子工作)

自作派オーディオライターの炭山アキラ氏による、初心者向け自作スピーカーガイド『入門スピーカー自作ガイド―基本原理を知って楽しく自作!』を読み終わったよ。

本書はスピーカー自作初心者向けに書かれた1冊で、スピーカーの基本構造に始まり、クロスオーバー・ネットワークの設計方法や使用するユニットの選択ポイント、また加工工具紹介などの座学的な内容に加え、設計図面や写真付きの実践的な工作ガイドまで含めたトータルな1冊に仕上がっています。

タイトルの『入門スピーカー自作ガイド』に偽りはなく、この1冊を読めば基本的なポイントは押されられる良書だと思いました。

内容的な不満は少ないのですが、価格に見合ったボリュームとは思えないのが残念。マイナージャンルだから安く作るのは難しいんだろうけど、この厚さで2,000円はちょっと引くわ~。

とは言え「お勧めできる入門ガイド」という評価は変わりませんので、スピーカーの自作に興味があり、加えて手っ取り早い取っかかりが欲しいなら、本書を一読することをお勧めしておきます。

以下、参考までに目次を載せておきます。

  • 第1章 スピーカーの種類・構造&設計の基本
  • 第2章 クロスオーバー・ネットワークの組み方
  • 第3章 ユニット選択のポイント&推奨ユニットカタログ
  • 第4章 必要なパーツと加工工具の使い方
  • 第5章 スピーカーシステムの実践工作
  • 第6章 スピーカーのベストセッティング術
  • 第7章 資料編・炭山アキラ作例集

デジタル・チャンネルディバイダが欲しい

入門スピーカー自作ガイド―基本原理を知って楽しく自作! (学ぶ・作る・楽しむ・電子工作)

M-AUDIOから発売される「Studiophile DSM3」は、ユニット毎にアンプを持つデジタル・バイアンプに加え、内蔵DSPによりユニット毎に周波数を分割するデジタル・クロスオーバー・ネットワークを内蔵しているそうだ。

コンデンサやコイルで構成するパッシブ・ネットワークと違って、デジタル・クロスオーバー・ネットワークなら物理的な損失や不利な特性を無視できるので、マルチウェイのスピーカーには理想的な構成だな。

これは良い考えだと思ったので、何とか自前でデジタル周波数分割できないモンかと思って調べてみた。ネットワークを外に出すと「チャンネルディバイダ」(チャンディバ)と呼ばれるようになり、チャンディバ+マルチアンプ+マルチウェイスピーカーでHI-FIなる流れもあるようだ。よしよし、目の付け所は間違っていないんだな。

だがしかし。デジタルチャンディバは業務用のDCX2496とか、HI-FIのRSDA904ぐらいしか見あたらない。余りにも大仰な構成になる上に需要が極々少ないだろうから、どうしても高く付いちゃうみたいだな…

パソコン上で周波数分離して、複数枚のサウンドカードに出力すれば安上がりな気がするな。どこかの物好き崇高なる先駆者が実現してたりしないかな~?

STUDIO HINOKIでTAD-R1を試聴してきた(後編)

TAD-R1と私

パイオニア本社内にあるハイエンドAV視聴室「STUDIO HINOKI」にお邪魔して、ペア定価630万円のスピーカー『TAD-R1』(TAD Reference One)を聴いてきたよ、と言うお話し。このエントリは『STUDIO HINOKIでTAD-R1を試聴してきた(前編) – Hinemosu』の続きになります。

さてさてTAD-R1の感想ですが、まず最初にお断り。おいらはこのクラスのスピーカーは初めて聴くので、他との比較は出来ません。なので相対的な感想ではないことにご注意下さい。

TAD-R1を聴き始めて、まずは定位の良さに驚かされた。「音にもピントがある」とは聞いてたけど、ここまで違うとは想定外。ドラムの場所、ピアノの場所なんてレベルではなく、ドラムのシンバルとタムが違う場所にあるのが分かる。「シャーン」と「トゥン」が違う場所にあるんだよ!これを聞いた後だと我が家のHELICON 300なんてボケボケの写真みたいなモンだわ。

それと音の再現性がハンパねぇ。これはちょっと言葉で説明するのが難しいけど、ピアノはピアノだし、ドラムはドラムだし、ギターはギターなんだよ。特にスピーカーでピアノが再現できるとは思っても見なかった。

ピアノってさ。スピーカーには厳しい楽器らしくて。あいつに鍵盤がタクサン付いてるのは知ってるっしょ?アレの一番下って27.5Hzだし、一番上は4186.009Hzまで出る。そんだけ広い範囲が出せるのに、「ジャーン」って感じでゴチャッと音を出せる。それに対してスピーカーは3つか4つの円板が震えるだけ。これでピアノを再現できるわけがない。

だけどTAD-R1で聞くと、そこにピアノがあるように思えた。もちろんいつもピアノを聞き慣れているような人なら「スピーカーの音」なんだろうけど、素人のオイラならカーテンで目隠しされてたらピアノがあるって信じちゃうぐらい。それぐらいTAD-R1の再現性はスゴかった。

再現性が高いお陰で、録音の良いJazzやサザンオールスターズ、あと平井堅なんかはサイコーに良かった。特に平井堅の『キミはともだち』は、630万円のスピーカーで再生する価値のある曲だった。

もし『キミはともだち』を持ってるなら最初の10秒ぐらいだけでも聞き返してみて欲しいんだけどさ。途中で平井堅が「スハッ」って感じで息を吸うでしょ?この呼吸音がリアルすぎて、ホントに空気が引っ張って行かれるような感覚になる。他にも指パッチンはバッチンバッチン跳ねてるし、絶対にそこで手を叩いてるって!って言いたくなるぐらいリアルに手拍子が聞こえる。ずっと前にT-3Gで聞いた平井堅もスゴかったし、平井堅の中の人はマジでスゲえ。そんなわけで平井堅はスゲェと、改めてリスペクトしておきたいと思います

たださ。

再現性が高すぎるのも問題と思える場合もあってね。持って行った音源のウチ、半分ぐらいは録音の悪さが露呈する形になっちゃった。個別の曲の感想は別項に述べようかと思うけど、Def TechやHilary DuffなんかはTAD-R1で聞くべきじゃないと思ったよ。このレベルのスピーカーはモニタとかリファレンスとして使うには良いけど、J-Popなんかの普段聞きには向かないね。

それと思ったより女性ボーカルが冴えない印象だった。だけど比較対象がないので、ソースが悪いのかシステムが悪いのか判別できないのが残念。機会があれば同クラスのJBL DD-66000あたりと聞き比べてみたいもんだなぁ。

そんな感じで長々と書いてきましたが、まとめると「良い経験だった」と思います。システムで1,000万クラスの高級オーディオを、環境の良い視聴室で大音量で1時間も聴ける。これは今後の音楽人生において、良い基準たり得ると思います。手間を考えると万人には勧められませんが、オーディオに興味があるなら一度ぐらい訪れてみると良いかも知れませんね :-)

ペアで630万円の『TAD-R1』が試聴できる!「STUDIO HINOKI」に行ってみたい

S-3EX-T

パイオニアの視聴スタジオ「STUDIO HINOKI」でフラグシップシステムを体験』[編集部の声 - Phile-web]で知ったんだけど、目黒にあるパイオニア本社にはハイエンドAV視聴室「STUDIO HINOKI」ってのがあるんだって。

「STUDIO HINOKI」は、もともと録音スタジオとして使っていたモノを全面改修して、一般客が利用できる視聴スタジオとして開放してくれてるんだってさ。

ここで用意されているメインスピーカー『TAD-R1』は1本315万もする代物。1本で315万だからステレオで聴くと630万円!しかも音響バッチリの試聴ルームで聴けるわけだから、TAD-R1のフルパワーを堪能できる最高の環境ってわけだよな。

こんなスゴイ試聴ルームなのに、電話で予約をすれば誰でも使えるらしいし、これはちょっとデートがてらに行ってみようかなと思った次第です。

FW168HRが欲しくなってきた

GX100

フォステクスから20mmマグネシウム合金ツイーターと10cmHRアルミニウム合金を搭載したブックシェルフタイプのスピーカー「GX100」が発売されるそうです。お値段は税込1本49,875円。

写真を良く見れば分かると思うけど、下段のユニットがウネっと回ってるでしょ?この形のことをHR(HP ROTATION)と言って、建築構造力学の分野で知られるHP(HYPERBOLIC PARABOLOIDAL)形状に改良を加え、円周方向に回転させたものなんだってさ。アルミニウムを使って高い応答性を確保し、HR形状にすることで剛性を確保してるらしいよ。

このHR形状を採用したFW168HRって単体ユニットも近日発売予定なので、サクッと購入してスピーカーを自作したいトコロなんだけど、1本2万円もするから気軽に試せない。

でも自作スピーカーの何がスゴイかってさ。例えば「the pure system spec」ってスピーカー。このスピーカーってペアで4410000円なのよ。ワザと分かりにくく書いたけど「441万」ね。

このスピーカーに使われているユニットは、上でも書いたFW168HRの1世代前のFW168HP、それとスーパートゥイーターのT90A、おまけにサブウーファーって構成らしいのね。

で、FW168HPは1本2万ぐらい、T90Aは1万5千円ぐらい、サブウーハーが分かんないけど、たぶん1万~2万ぐらい。こいつらをペアで買い揃えてもユニット合計10万ぐらいなの。

分かる?「441万円」の主たる部品が「10万円」なのよ。もちろん箱やら何やらでまだまだお金はかかるけど、それにしたって「441万円」の十分の1の費用があれば、同等の音質を持ったスピーカーが自作できるハズ!なんです。ほら、試しに自分で作ってみたくならない?

ならないか。

サブウーハー自作妄想、2回目

長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術 図面集編 SpecialEdition 2

このエントリは「サブウーファーを自作することを妄想してみる – Hinemosu」の続きです。

長岡先生の図面集を買ってみた。Fostexのウーハーユニットを使ったスーパーウーファー(サブウーハー)の図面が含まれているらしいので参考になりそうだ。

これまではDaytonの10インチウーハーユニットを使うことを考えてたけど、よく調べたらDaytonからサブウーハー用のユニットもラインナップされていた。特性図をみると20Hzから160Hzぐらいまでなら、かなりキレイに出せるみたい。それ以上の周波数帯は全くダメだけど、0.1ch専用スピーカーに使うならこの特性はオイしすぎる。
参考:Parts Express:Dayton TIT280C-4 10" Titanic Mk III Subwoofer 4 Ohm

Parts Expressで買うと送料が$100単位で掛かりそうなので国内代理店を探してみた。国内では1件だけ存在していて、横浜の馬車道に実店舗があるみたい。馬車道はいつか来た道だし今度行ってみようかな。
参考:自作オーディオのオンラインショップ、横浜ベイサイドネット

さらに調べてみて分かったんだが、代金+送料を考えても個人輸入した方が安上がりになりそう。上に出した最上級のDayton TIT280C-4でも$138.00。送料で+$100されても2万5千円。国内でこのクラスのウーハー買ったら5万以上するからね。輸入代行してヤフオクに流したら一財産築けそうだよ。

それにしたってアンプをどうするかが問題だ。DaytonのSA25は魅力的だけど、こんなに大仰なのは要らないかも?

10インチユニットを使用した密閉型スピーカーを作って、その前段にパワーアンプをかませればサブウーハーだよな。だから「サブウーハー用アンプ」じゃなくて、モノラルパワーアンプがあれば良い。D級なら小さくて安いのがありそうだな~と探したら良さそうなのがあった。20Wアンプが900円。これは良い。
参考:AV – 20Wアンプ(モノラル)キット – aitendo@shopping

でもなー、それにしたってSA25の仕様は魅力的だ。120V動作らしいのが不安だけど、100Vで使っても出力がちょっと落ちるだけだよな。うんきっとそうだ。そうと考えてSA25を買っちゃおうかな。

色々辿ってると車載用ウーハーの情報も引っかかる。そうかアレも密閉型サブウーハーか。

ボックスはMDFの15mmか18mmかな~。カットも込みで5000円ぐらいで何とかなるか?一度ハンズも視察してこないとな。

まだまだ妄想は続きそうです…

追記。Daytonの完成品パワードサブウーハーが$119.90。10インチユニット搭載でこの値段か!国内だと5万~10万出さないと買えないスペックだよ。エンクロージャ+アンプ代だと考えても$119ならアリだな。これを買って音を試して不満があればユニットを交換すれば良いんだもんな。
参考:Parts Express:Dayton SUB-100 HT Series 10" 125 Watt Powered Subwoofer

サブウーハー自作妄想、3回目 – Hinemosu」に続きます。

サブウーファーを自作することを妄想してみる

B&W(Bowers&Wilkins) サブウーファー ASW608(B) 【1本】 ブラックアッシュ

写真はマランツの密閉型サブウーハーASW608。お値段7万5千円なり。

で、この写真を見て思ったんだけどさ。密閉型のサブウーファーなら意外に簡単に自作できるんじゃね?四角い箱にユニット取り付けて、どこからか線を引き出せば完成でしょ?

ちょっと調べてみた。250mm(=10inch)のユニットでも$84.20、ちょっと控えめに180mm(=7inch)なら$41.36とかで売ってるじゃない。
参考:Parts Express:Dayton RS270S-8 10" Reference Shielded Woofer 8 Ohm
参考:Parts Express:Dayton RS180S-8 7" Reference Shielded Woofer 8 Ohm

我が家にはパワーアンプがないからサブウーハー用のアンプが必要だけど、これも$41.87とかで買えちゃうよ。25Wしかないけど自宅で鳴らすだけなら十分でしょ。ローパスフィルターも60Hz-180Hzでかけられるみたい。5.1chの0.1chは120Hz以下しか収録されてないんでしょ?これでバッチリじゃね?
参考:Parts Express:Dayton SA25 25W Subwoofer Amplifier

あとは箱かー。厚めの板を使えば良いだけだし、ハンズで切って貰えるらしいから意外と安上がりにできるかな?中古のサブウーハーを入手して、スピーカーユニットだけ取り替えるってのもアリかも。それならアンプも要らなくなるし、ってなんか当初の目的からずれてきたな。

でも何だか面白そうだー。ゲームと映画観賞用に絞れば音質にこだわらなくても良さそうだし、冬休みの工作として妄想を押し進めておこうかな。

引き続き「サブウーハー自作妄想、2回目 – Hinemosu」で妄想しています。

D-057Mを壁に掛けてみた

D-057M壁掛け

こんな感じで壁にかけた上に、ケーブルカバーを使って配線も整理してみたよ。壁掛けと言っても、耐荷重が2.5kgの石膏ボード用のピンで吊り下げているだけ。良い子は真似しないでね!

まじめに壁に掛けるなら、ボードアンカーの使用を前提に、専用取り付け金具TK-L70を使うと良いみたいだよ。

参考リンク:ボードアンカー 壁への取付け バリが出ない 石膏ボードアンカー【カベッコ 亜鉛合金ダイキャスト製 SD-250D】

D-057M用取付金具:
ONKYO スピーカーブラケット (1台) TK-L70(W) /ホワイト