オーディオオカルトの記事一覧

USBメモリの「音質の違い」を聞き分けられるか?

Jazzの聴ける理容室『JimmyJazz blog』さんで、「新作ジャズ用メモリーと、すでに好評発売中のクラシック用USB-5」の聞き比べを行ったそうです。結果は「誰も判別できなかった」みたいだよ。

結果はあけてびっくり!回答者12人中、10人が2問正解2問不正解の50点!それもみんな間違ってる問題がバラバラときたもんだ(^^;  残り二人のうち一人は1問正解の25点。そして最高得点も満点に届かずの75点で、優勝は初参加の英国人ピーターさんがサクッとさらってった。ショックを隠せないのが凄耳連中で、もちろんわたしもそのなかに含まれる。

だけど、これを素直に公表しているのは素晴らしいと思う。USBメモリで音が変わると公言している人が「判別できませんでした」と正直に書くのは勇気がいることだよね。

できれば「普通のUSBメモリとUSB-5」やら「ハードディスクとUSB-5」のブラインドテストもやって、「誰も判別できませんでした(^^;」とまとめて欲しいところだけど、さすがにそこまでやったらプライドがズタズタになるだろうね。

JimmyJazz blogオーナーによる「USBメモリで音質が良くなる理由」を批判する

音楽がもっと楽しくなる オーディオ「粋道」入門

JimmyJazz blogなるブログで「USB-5で音楽再生を行うと音が良くなるのか」について数週間にわたる大激論が続いていたんだが、つい最近ブログオーナーによる「USB-5で音楽再生を行うと音質が良くなる理由」が提示された。

大変興味深いので引用と共に批判を行いたい。

《USBメモリーで音が変わるのは、単なるデータ受け渡しと同時に、バックグラウンドでアコースティックフィードバックが発生しているから》

  1. USBメモリーは、データ保存媒体であると同時に、音楽再生時にはエレキギターのピックアップ又はマイクロフォンに近しい作用をする。
  2. ラウドスピーカーから発された音楽振動(音圧)を、USBメモリーはマイクロフォンのようにキャッチして、回路のバックグラウンドを循環する。
  3. 最初その振動は微細なアナログ信号として混入するが、それをアンプが増幅、スピーカーによる放射、USBメモリーによる受信を繰り返すことによって、フィードバック現象が生じ、アナログ再生音に影響を及ぼす。
  4. これら一連の動作は、パソコンのなかのデジタル動作とは別に、同時進行で常にアナログ的・音響的な問題として発生する。よって当然、音質は変化してもデータの変質はない。

いつの間にか「音が変わる理由」に論旨が差し替えられてるけど、『JimmyJazz blog: USB-5を使ってみた』には「音が良い」なる表現があるので、この解説は「音が良くなる理由」の説明だと解釈させてもらいます。

まず主たる論旨の『アコースティックフィードバックが発生』だけど、詰まるところ、このメモリはノイズを拾って再生音に混入させるってこと?もし仮にそんな現象が起きたとしても「音が変わる」だけで「音は良くなってない」よね?

で、そもそも『アコースティックフィードバックが発生』しているかどうかは、最終段のラインレベルを測れば分かるっしょ?実際に『USBメモリーで本当に音が変わるのか? – hClippr編集室ブログ』なる記事によると測った人もいるみたいで、格納メディアの違いは全くもって音質に影響を与えなかったみたいだよ?

ついでに言うとジョーシンのUSB-5商品紹介によると、「個体メモリー本来の音質に悪影響を与える軽量な樹脂製のケースの共振を取り除くため、木製のケースを採用するなど、音質面で様々な配慮」とあり、不要振動を除去する方向で作られてるみたいだよ?フィードバックするって妄想はどこから発生したの?

上記を全て無理矢理納得したとしても、自分好みの音質に変えたいだけなら、再生ソフトのイコライザを使えば良いじゃない。大抵の再生ソフトにはプリセットでJazz向け、Classic向けなんてのが用意されてるし、何なら自分の好きなように音をいじれるよ?

書き添えさせていただくと、該当ブログのオーナーはジャズに関する深い知識をお持ちの方で、ジャズ好きのブログとしては有名なトコロです。おいらもアルバムレビューを読んで勉強させて貰ってるし、普通ならリスペクトすべきブログです。

でも、ことデジタルオーディオに関しては、頓珍漢としか言いようがない発言ばかり。年長者のご意見は積極的に拝聴する方向のおいらですが、デジタルオーディオに関しては無知としか言いようもなく。とは言え、頭が凝り固まったお爺さま達を説得するのは無理なんだろうな。

デジタルオーディオの誤解。デジタルはガタガタ?

階段―カイダンっておもしろい!

mixiの古いトピなんだけど『[mixi] 趣味のオーディオ | アナログ(レコード)VSデジタル(CD・DVD・SACD)』ってのを読んでさ。ここで「デジタルはガタガタ」なる表現があって、やっぱり色々と間違って伝わってるんだな~と思う。

サンプリングして得られるデータはデジタル。だけどそれを復元すると完全なアナログ波形に戻る。決してガタガタにはならない(ただし量子化精度の範囲で)って説明が難しいよな。

そりゃ量子化の精度を超えれば階段状に見えるけど、それは既にデジタルではなくアナログでガタガタなんだよ?なんて理解されないか…

レコードだって物理的な制約による『量子化精度』が存在するとも言えるから、その精度を超えた範囲で観測すれば「ガタガタ」なんだけど、これも伝わらないよな…

オーディオ論議で頻出する『ジッタ』も、「ジッタの存在=デジタルの終焉」みたいな捕え方されてるよね。だけど打ち直せば済むハナシだし、打ち直せないならデータ列が破損する。で、破損することを前提にしてエラー訂正やエラー補正が付いてるし、破損する確率は規格により担保されてるから規格内ならジッタの影響は無視できる。あ、この「無視できる」って考え方が伝わらないのかな~?

あと『ジッタ』は時間軸が絡むから、図とか観測データを多用した説明じゃないと「問題ない」と言うことを理解して貰えないと思うんだよね。それに「ジッタが!」って言ってる人は、PLLの動作も理解できないだろうから「PLLがあるから、そんなに酷いことにはならないんだよ」って説明が通じないだろう。

あ、PLLの動作を理解できないことを卑下してるんじゃなくて、位相同期の理論を説明してもPLLのニュルーンとした動きは想像できないだろうってコトね。アレはなんか、スッと理解が追いつかないもの。

あとアレか、「デジタルといえど電気的にはアナログだ!」って言うの。そんなの知ってるから。知った上でアナログ的な影響を排除して、デジタルデータを復元できるようになってるから。もし復元できなければデータ列がボロボロになってすぐに気付くって。

最後の方になると出てくる「だが!しかし!私は○○のxxな違いが分かる!!」ってのは9割9分がプラセボ。これはデジタル云々に限らないけどね。

プラセボが悪いってんじゃなくて「違いがあると思って聴けば、違うように聞こえる」という事実ね。「事実、違って聞こえる」のは認めるけど、「実際には違いません」というのがおいらの主張だから。

だからプラセボ商品に高額を出す御仁を否定はしないよ。お金を払った分だけ「良い音に聞こえる」のは事実だからね。

でもこれからプラセボ商品を買おうと思ってる人には「実際には違いがないから止めとけ」ってアドバイスを送ります。

あとおいらは『デジタル万歳!』でもないから。A/D、D/Aで損失があるのは間違いない。完全なるアナログを記録できるメディアがあれば、絶対そっちの方が良いと思う。

それに『CDサイコー!』でもないよ。倍音を考えると20kHzじゃ足りないんじゃないのかな~とか考えちゃう。だからといってSACDやDVD-Audioに高額を投じるのはアホっぽい。規格そのままでBlu-rayの「音楽ソフト」が出れば良いのになーとは考えてる。もう世の中にあるのかな?

そんな感じで徒然と書きつづったけど、落ちはないよ。

HDMIの接続方法で音質は変わるのか?

マルチチャンネルインテグレートアンプ TA-DA5400ES

映像に関しては顕著な傾向は出ないものの、たとえばリンク可能なケーブル長が短くなったり、インピーダンス特性の悪いコネクタを持つHDMIケーブルでリンクが不安定になる、あるいは最悪の場合はノイズが混入するといった不具合が出る場合がある。

お、「HDMIケーブルで映像品質が変わる」なる言質は影を潜めつつあるようだ。色々読んで勉強したら「あーそりゃ無いわ」になったんだと思われます。

さて肝心の本文に目を通すと「HDMIで良い音にしたかったら映像信号量を下げろ」って事みたい。通す信号量が増えて波形が崩れるのは十分あるハナシだから、この内容に異はないな。突き詰めていくと良いプレーヤーと良いアンプを買えという当然の結果に帰結するしね。

ただし、いま売っている数十万円のプレーヤー・アンプと、数年後に発売される廉価なプレーヤーを比べたとして、数年後の廉価プレーヤーの方が高品質になる可能性があることには注意されたい。単品LSIの処理範囲が大きくなることでノイズの影響が軽減されていくし、HDMI伝送で発生するノイズ低減に関するテクニックも醸成されていくからね。

デジタル関連は何でもそうなんだけど、数年ペースで買い換えられる値段のものを買うのが無難ですよ。

参考リンク:HDMI接続で音質が変わる理由と対策 HDMIの映像/音声の品位を決めるものは? [本田雅一のAV Trends]

iPodと140万円のCDプレーヤー、音質の違いは僅差

Apple iPod classic 120GB ブラック

総額が2000万円近い再生環境をベースに、140万円のCDプレーヤーと第4世代iPodなどを聞き比べている記事を見つけた。詳細は参考リンクから原文を読んでもらうとして、興味深い結果が多いので紹介したい。

まず「140万円のCDプレーヤー≧36万のSACDプレーヤー」がおもしろい。価格の違いがあるから当然とも言えるけどSACD厨には涙目の結果かな。CDプレーヤーの技術が枯れてるってのもあるんだろうな。

「140万円のCDプレーヤー>第4世代iPod>第1世代iPod Shuffle>第1世代iPod nano」も考えさせられる。ここで最も注目すべきは「140万円のCDプレーヤー>第4世代iPod」の違いが僅差しかないって事かな。しかもiPodの出力は貧弱なDockコネクタ経由。もしこれが光デジタル出力だったら、その差はもっと小さかったと思われます。

見逃せないのが「パソコンでHD24/96再生>140万円のCDプレーヤー」だね。ソース品質が違うといえど「パソコン>CDプレーヤ」の結果は多くのオーディオマニアにダメージを与えそう。

注意して欲しいのは理論的には「SACD>HD24/96>CD」なこと。だけど視聴結果では「HD24/96>CD>SACD」になってるよね。ここからはおいらの想像になるけど、やっぱり物理メディアを直接再生に用いる方式には限界があるんじゃないのかな?もしこの環境でリッピングしたCDデータを再生したら「HD24/96>リップデータ>CD>SACD」になったと予想します。

最後に「非圧縮か可逆圧縮ファイルに対応しないプレーヤーは、ハイエンドシステムには厳しい。」と言うのもチェックしておいてね。いまのアナタは圧縮音声でも十分かも知れない。でも「将来のあなた」はハイエンドシステムを持っていて、圧縮音声と非圧縮音声を聞き分けられるかも知れないよ。その時にレートを上げてリッピングし直すぐらいなら、今のウチに非圧縮リッピングしたほうが手間がないって。

参考リンク:2000万円の超高級オーディオにiPodが挑戦 “iPod VS JBL&Mark Levinson” – デジタル – 日経トレンディネット

高音質USBオーディオケーブル?

ELECOM フェライト内蔵USBケーブル USB(A)オス-USB(miniB)オス 1.8m USB-FSM518

いくらHDMIがデジタル伝送だって言われてもさ。実際に絵を見たり、音を聞いたら違いがあるんじゃないの?と、心の奥底に不安を抱えるあなたのために、「彼ら」がどんなコトをする人たちなのか、良く分かる記事をご紹介いたしましょう。

注目アクセサリーで楽しむAV STEP UP ― Phile-web」なる記事では「USBオーディオケーブル」を紹介しています。USBのオーディオケーブル?とお思いの方も多いでしょうが、ピュアAVの世界では何でも「オーディオ・クオリティ」を求めるので、こんな不思議な商品が発売されます。

この記事ではケーブルの性能を試すため、USB接続に対応した音楽用アンプを用意し、アンプとパソコンの接続に使うUSBケーブルを交換しながら視聴したようです。記者によると「USBオーディオケーブル」を使うと音質が変化し、「PureAVケーブルの方がシンバルの音色の透明度と、響きの成分が増してくる。」などと述べています。

いや、いくらUSBオーディオがアイソクロナス転送で再送無しだとしてもさ。まず間違いなくエラーチェックしてるよね?で、エラーが起きてたらパケット捨てちゃうだろうから、結果的に音飛びするだけだよね?どうやったらシンバルの音色が透明度を増したり、ウッドベースの輪郭がくっきりしたりするわけ!?と、ちょっとパソコンを知っていたら、軽やかなる突っ込みが炸裂するような内容を、臆面もなく書きつづっている様子が観察できるかと思います。

そんなわけで。「彼ら」も商売なので「そういうものなんだ~」と思って生暖かい目で観察するのがお勧めですよ。

参考リンク:注目アクセサリーで楽しむAV STEP UP ― Phile-web

HDMIケーブルの品質測定結果

MONSTER CABLE HDMIケーブル (4m) M1000HDMI-4M

Gizmodo.comに、各種HDMIケーブルの電気的特性を測定した結果が載っていました。5ドルの激安ケーブルから最上級モンスターケーブルまでを測定しているので、HDMIケーブルを購入する時の参考になると思います。Gizmodo.comの結果から分かる事がいくつかあるので、ちょっとまとめておきますね。

追記:>>409を参考に、表を付け加えてみました。

試験では短距離と長距離のケーブル、それぞれについて「現在の仕様」と「未来の仕様」でテストしています。「未来の仕様」の意味は後述するけど、とりあえず無視して大丈夫。まずは「現在の仕様」のみに着目してください。

もし「アイパターン」の意味が分かるなら、元ネタのページもご覧頂き、各ケーブルの測定結果写真もご覧下さい。安いケーブルでもしっかり目が開いているのが確認できると思います。

短距離

ケーブル(全て2m) 価格 現在の仕様 未来の仕様
720p 8-bit 1080p 8-bit 1080p 12-bit 1440p 12-bit
Monoprice 6ft HDMI 1.2a $4.79 ×
Monoprice 6ft HDMI 1.3 CL2 安い ×
Monoprice 6ft Heavy-Duty CL2 $15.44 ×
XtremeHD 2-meter HDMI 1.3 $20 × ×
Monster Cable 2-meter $120

まずは2メートルの短距離勝負。普通の人はこの長さがあれば十分なので、一番大事な試験結果ですね。結論としては5ドルのケーブルでも電気的特性は十分確保できており、1080pの試験を優秀な成績でパスしています。モンスターケーブルなど他のケーブルも当然のように合格。2m以下なら「何を買っても大丈夫」と言えるかと思います。

ただし、XtremeHDなるケーブルが「未来の1080p試験」で脱落、Monopriceなケーブルも「未来の1440p試験」で脱落しています。

これを踏まえて短距離での性能を価格に置き換えて表すと「$120 > $5 > $20」となり、価格と性能が比例しません。これでは何を買っていいのか判断に迷うところですが、引用元では「脱落した$20ケーブルは、10メートルのHDMIケーブルが販売されていない。その理由は想像できる。」とあります。

かみ砕いて言うと「10メートル以上の長いケーブルを販売しているメーカーなら、短いケーブルの品質も期待できる」ってことでしょうか。10メートル版の品質を確保できる技術があるなら、2メートルケーブルの品質も余裕で確保できるはずですからね。

注意して欲しいのは「どのケーブルも現在の仕様はクリアしている」と言うことです。今から高価なMonster Cableを買って「未来の仕様」に準備するよりも、必要になったときに「未来仕様」の廉価なケーブルに買い換えた方がお得だとは思いませんか? :-)

長距離

ケーブル(長距離) 価格 現在の仕様 未来の仕様
720p 8-bit 1080p 8-bit 1080p 12-bit 1440p 12-bit
Monoprice 35-ft In-Wall CL2 $35.17 × × ×
Monoprice 50-ft In-Wall CL2 $53.64 × × ×
Monster 10-meter $230 × ×

続いて10メートル以上の長距離では、廉価なケーブルが1080pの試験に脱落しています。$230のモンスターケーブルは1080p試験をパスしているので、ここはさすがの面目躍如と言うところ。引用元では「取り合えず安いケーブルにチャレンジする方が賢いと思うが、機器をアップグレードする時はケーブルを買い変えないとダメかも。」とまとめています。

おいらも取り合えず安いケーブルにチャレンジすることをお勧めしておきます。運良く映ればメッケものですし、もしホワイトスノー(白潰れ)が起きたり画面が映らなかったりしたら、買ったところに文句を言って交換してもらえば良いんですからね。もしかすると機器買い替えに併せてケーブルも買いかえる必要が出るかも知れませんが、それにしたってモンスターケーブルを買うより安く上がるはずです。

「未来の仕様」について

「未来の仕様」は天井ぶら下げプロジェクタにBlu-rayプレーヤーを繋げる環境を仮定し、この環境でケーブルを壁に埋め込んで使っても5年は安心できるようにって想定で試したみたいです。

しかし、未来仕様での長距離試験はモンスターケーブルですら不合格。これでは結局、未来仕様が現実になった時点でケーブルを買い換えなければ行けません。「高級ケーブルでスペックに余裕を持たせ、先々の仕様にも対応」と考えている人は、ちょっと考え直した方が良いかもしれませんよ。

拙訳

参考までに、Gizmodo.comの元ネタを大雑把に訳した文章をおいておきます。測定結果などの画像は持ってきていないので、詳しく知りたい人はソースに当たってくださいね。

モンスターケーブルの真実、パート2(結論:安いケーブルで十分…普通は)

先週の月曜日、ブライアンと私は、HDMI Cable バトルモードのためのテストを行うため、ブリスベーン(カリフォルニア)でMonster HQを続ける機会がありました。

今回、私たちはビックリするような値段を付けられたケーブルがいっぱいに詰まったバッグを持ってきました。私たちは帯域幅のテストを走らせる準備ができていました。ほとんど単一価格で扱われるような廉価なケーブルから、Monsterの最上級ケーブル(憎たらしい事に最も高価)までを一緒にテストします。

私たちの調査結果はどうなったでしょう?

1) 最大6フィート(2メーター)の短距離では、あなたはどんなケーブルでも問題なく使えるでしょう。普通にみなが良く使う2メートルまでの長さは、廉価なケーブルが他を打ち負かしました。

しかし、すべてのケーブルが同じでいうわけではなく、実は中程度の値段のケーブルがボッタクリでした。

2)より長い距離では、安いケーブルは言葉に詰まる傾向があります。 720p信号は通りましたが、しかし現在標準の1080p信号を長いケーブルに通すとダメでした。あなたが1080pプロジェクタを天井にぶら下げて、Blu-ray や HD DVDプレーヤーを繋げようとしているなら、これは問題になります。

テストでは、HDの映像信号を合成してデジタル信号をケーブルに通しました。これは「現実の世界」(720pと8bit 60Hz 1080p)と「未来の世界」(12bit 60Hz 1080pと12bit 120Hz 1080p)に分けられます。気をつけて欲しいのは「未来の世界」は、現在は存在しないと言う事です。これが問題になるのは、あなたが壁の中にケーブルを通したくて、5年はそのまま使いたいと言う時だけです。

OK、すぐに結果を知ることも出来ます。でも、どのようにテストしたかを理解してから、私たちが見たものを見たくはありませんか?

上の画像を見てください。左の箱はアンリツPulse Pattern Generatorです。 HD映像をシミュレートするために、HDMIケーブルの中で3つの経路の1つの下側に信号を送るので、その時々で信号は「1スレッド」のビデオ形式の帯域幅になります。 私たちが行った帯域幅テストのリストは以下の通りです。

REAL WORLD(現実の世界)
” 720p 8-bit 60Hz = 742 Mbps (x3)
” 1080p 8-bit 60Hz = 1.65 Gbps (x3)

FUTURE WORLD(未来の世界)
” 1080p 12-bit 120Hz = 4.455 Gbps (x3)
” 1440p 12-bit 120Hz = 8.24 Gbps (x3)

ケーブルに信号が送られた後、テクトロニクスDSA8200 Digital Serial Analyzerで性能を測定しました。テストはこのように進みます:デジタルは全て’1’と’0’です。しかしケーブルに送られるものは電流です。たくさんのデータをみすぼらしいケーブルで送ると、信号を受ける側では、何が’1’で何が’0’なのか分からなくなります。結果的に画面全体がデジタルスノー(白抜け)に覆われるか、全く何も映らなくなってしまいます。

Tektronixの表示では二つの弓なりの線が見えます。上を通る線が’1’の標準を表し、下を通る線が’0’の標準を表します。帯域幅が増加するのに従って、弓なりの線が曖昧になり、’1’なのに’0’に近づいていきます。逆もまた同様です。

いくつかの場合、ケーブルが1つのレベルで失敗したら、私たちが次のテストを行わなかったことを覚えておいてください。 同様に、私たちが、それが、より高いテストに合格したのを知っているなら、低いテストに進んでいないでしょう。

モンスターケーブル 2メートル($120)
FUTURE WORLD 1080p – PASS
FUTURE WORLD 1440p – PASS

HDMI 1.2a準拠の廉価なケーブル 2メートル($4.79)
REAL WORLD 1080p – PASS
FUTURE WORLD 1080p – PASS
FUTURE WORLD 1440p – FAIL

HDMI 1.3カテゴリ2公認の廉価なケーブル 2メートル(価格が分かりませんが、かなり安いです)
REAL WORLD 1080p – PASS
FUTURE WORLD 1080p – PASS
FUTURE WORLD 1440p – FAIL

XtremeHD HDMI 1.3 2メートル($20)
REAL WORLD 1080p – PASS
FUTURE WORLD 1080p – FAIL
FUTURE WORLD 1440p – FAIL

廉価な耐久性のあるカテゴリ2 2メートル($15.44)
REAL WORLD 1080p – PASS
FUTURE WORLD 1080p – PASS
FUTURE WORLD 1440p – (CLOSE) FAIL

廉価な壁用ケーブル CL2 10メートル ($35.17)
REAL WORLD 720p – PASS
REAL WORLD 1080p – FAIL
FUTURE WORLD 1080p – FAIL

モンスターケーブル 10メートル($230)
REAL WORLD 720p – PASS
REAL WORLD 1080p – PASS
FUTURE WORLD 1080p – FAIL

廉価な壁用ケーブル CL2 15メートル($53.64)
REAL WORLD 720p – PASS
REAL WORLD 1080p – FAIL
FUTURE WORLD 1080p – FAIL

あなたはモンスターケーブルの10メートルが「未来の世界」の1080pをパスしていない事に気が付きましたか?モンスターの人々は15メートルのケーブルがないのはテストするビルが無いからだと言いました。しかし事によると「現在の世界」の1080p信号の伝送さえ、廉価なケーブルよりちょっと良いだけかもしれないと疑っています。しかし、私たちはそれをテストしませんでした。

これらの結果から判断すると、短距離では手抜きでも大丈夫という、私の元々のポジションを繰り返さなくてはならないでしょう。しかし、間違ったケーブルがあなたの壁に取り付けられている状態で、あなたは捕らえられたくはありません。 プロジェクターがあっても、最初のうちは最初に30ドルのケーブルを買うのが賢いかもしれません。しかし機器をアップグレードする時は、ケーブルもアップグレードしてください。それはモンスターケーブルじゃなきゃダメかって?こんちきしょう、モンスターじゃなくてもいいけど、あなたはモンスターサイズの価格をそれに支払わなければならないかもしれません。

1つ大事な事は、20ドルのXtremeHDケーブルがボッタクリ価格であるように思えることです。それは5ドルのケーブルより、性能が良くありません。(彼らが10メートルのケーブルを販売しないのも納得です。)私は中間価格の出所の疑わしいケーブルに注意するように言うでしょう。Monopriceとの取り引きは、私たちが、少なくともそれらが、何を販売しているかを知っていると信じているように導きます、そのような物凄い割り引きのときにさえ。

チャンネルはそのまま、HDMI Cableバトルモードにしてください: モンスターケーブルの真実、パート3では、私たちの実験室で得られた基本的な結果が、家のテストになります。 Digital Serial Analyzerが「失格」と言っても、それは私の地下で問題なく働いていて、多分、私はBSと呼ばなければならないでしょう。 ウィルソン・ロスマン

Monster Cable [Gizmodo]

ソース:The Truth About Monster Cable, Part 2 (Verdict: Cheap Cables Keep Up…Usually)

高級AV機器の定価を調べてみたよ

MONSTER CABLE HDMIケーブル (4m) M1000HDMI-4M

なぜおいらが必死に高級オーディオを否定しているのかを理解してもらうため、「HDMIケーブルの比較」で出てきた機器の定価を調べてみたよ。

この価格とオーディオマニアが言ってること、それにAVメーカーや関連するマスコミが言ってることを把握してから「何がどうなのか」を判断して欲しい。

HDMIケーブル:
WIRE WORLD SSH5-2、55,650円
AudioQuest | HDMI DIGITAL AUDIO/VIDEO CABLES、55,650円
SUPRA HDMI-HDMI、17,850円
モンスターケーブル M1000HDMI-10M、102,900円

プレーヤー:
DENON DVD-A1XVA、451,500円

アンプ:
DENON AVC-3808、231,000円

プロジェクタ:
三菱電機 LVP-HC3100、定価はオープンで実売20万円前後。

定価で揃えると110万ぐらい。趣味だからご自由にとしか言いようがないんだけど。イワシの頭も何とかだし、壺を買って幸せになる人だっているけど!!

お願いだから、おいらの周りの人達は間違わないでくださいね。

HDMIケーブルの品質に付いて、もうひとこと言ってみようかな(弱気

一週間前には強気でHDMIケーブルの品質に付いて述べてみたものの、コメント欄で「白飛びしたことあるよ」なる情報が持ち込まれ、ちょっと涙目のひでとです、こんばんわ。

DVIの時は品質保証が無く互換性に問題があったため、対策としてHDMIロゴ取得にコンプライアンス・テストが導入され、ロゴ取得済み機器の接続性能の品質は担保されていると思ってたのにな~(長い言い訳)

想像するにケーブル本体の品質ではなく、コネクタ勘合部の接触度合いとか、はめ込み度合いとかで、信号レベルが落ちるんじゃないのかな?(追加の言い訳)

まぁ何にしても、実例が挙げられてしまったので「白飛びはするかも」派に転換するわ。もしHDMIケーブルを買って、画面に白いゴマみたいプツプツ出ちゃったら、買ったところに文句を言って、もうちょっと良いケーブルに交換してもらってね。

ただね。これは通信品質に関して一定以上のエラーが発生する場合もありえるというだけ。あいかわらずITmediaの「ケーブルの質が映像や音に強く反映されてしまう」という論説には賛同しかねる。

ITmedia以外でHDMIケーブルの品質差を述べている例として「HDMIケーブルの比較」と言うのが合ったんだけど、ここではHDMIケーブルを変えることによって、映像の印象が変わると書いてある。リンク先の本文からちょっと引用するね。

WIRE WORLD SSH5-2(1m)…各色が一番自然な印象です。白が白く、赤が赤い。
AUDIOQUEST HDMI-3(2m)…少し青みがかっています。色温度が高いのか、白が少し青めです。
SUPRA HDMI-HDMI(1m)…Questよりもさらに青いです。赤がわずかにオレンジがかります。全体が青い為か暗部の階調が良く見えるかもしれません。

イヤイヤイヤイヤ。画面全体の色味が変わるなんて、ありえなくね?

HDMIの映像転送は、画面全体をフレーム毎に丸々デジタル形式で送ってるのね。簡単な言葉で言い換えると、画面の点々の1つずつ、それぞれの色情報を全部生真面目に送ってるの。それを踏まえて「少し青みがかる」ってのをデジタル的に発生させようとすると、全てのフレームの全ての画素において、24ビットの色情報が青方向にだけ加重するようなビットエラーが連続的に発生してるってことよ?どれだけ悪い方向に見積もっても、こんなエラーが起きるとは考えられないです。

無理にケーブル差で少し青みがかる状況を考えてみると、TMDS信号のノイズ成分でDA変換後の青成分に影響が出たとかかな?TMDSレシーバと液晶ドライバがノイズの影響を無視できないほど直近にあれば別だけど、そこまでタコな設計になってたらそもそも画像がボロボロになりそうな気がするな。だれかオイラが納得するような「少し青みがかかる」の理由を教えてください :-)

定価140万円超の高級プレーヤーと2万円の激安プレーヤー、中身は(ほぼ)一緒

Pioneer DVDプレーヤーDVDオーディオ/ビデオ・SACD対応 DV-600AV

タイトルでほぼ全て言い切ってしまったのだけれども。

高級オーディオメーカー「ゴールドムンド」から発売されているプレーヤーは、パイオニア製のプレーヤーの部品を流用してるんだってさ。

これがパイオニアのDV-600AVの内部写真。プレーヤーの流通価格は2万円ぐらい。

Pioneer DV-600の内部

こちらがGOLDMUND Eidos 20の内部写真。こちらは定価140万円です!

GOLDMUND Eidos 20の中身

140万円のプレーヤーからパーツを流用して2万円じゃないよ?

2万円のプレーヤーからパーツを流用して140万円作ってるんだよ!

たしかに見た目は豪華になってるし、電源周りは強化されてるけど、それだけで値段が数十倍~数百倍になってるのは、一般的にはありえない話。

だけどオーディオ界隈では、未だにこんなボッタクリがまかり通っている上に、オーディオマニヤどもが「ありがたや~」って買ってるんだぜ?

最低レベルのクオリティを確保できれば、デジタルである限り音源データは変化しない。この当たり前が当たり前になってないのがオーディオ業界のおかしなところ。

常識ある若者はプレーヤーにDV-600、アンプにSU-XR57を選び、アナログ環境に数百万を費やすご老人どもを生暖かい目で見守ってあげてください :-)

スピーカーケーブルに必要な太さを計算してみた

HELICON 300

スピーカーケーブルに必要な太さを計算してみたよ。

我が家が使っているアンプ、SU-XR57の最大定格出力は100Wの6Ω。ここから最大出力時のアンプの電流と電圧を求めます。

電流:√(100W÷6Ω)≒4.1A
電圧:√(100W×6Ω)≒24.5V

安全率を100%取って、許容すべき電流量を8.2Aと仮定。8.2AならAWG20ぐらいあれば良いかな?気持ち余裕を持たせても、AWG18とか16で十二分に電気を流せるはず。それ以上の太いケーブルに、電気的メリットはないと思われます。

以上のガチ理系の理論により、ヤフオクでBELDEN(ベルデン)の8470(AWG16)を発注。8470はツイストの「より線」ってのが、ケーブルを分かってる感じがして良いよね~。やっぱりケーブルはケーブルメーカー製が一番だよ。オーディオメーカーのブッとくて無駄に高いケーブルは、プラセボ以外の効果はないんじゃない?

それとガチ理系らしく「必要な太さで最短距離がベスト」と信じて、左右の長さも合わせません。おまえら電気の速度を知ってるのか?電線の抵抗とかインダクタンスとか信じられないぐらい低いんだぞ?メートル以下の単位で長さ合わせても、人間が感じられる優位な差なんて出るわけ無いよ!

追記:てにをは修正。深夜に寝ぼけ眼を擦りながら書くと、いつも以上にダメな文になるな。

USBメモリのデータにマイナスイオンを当てると?

BUFFALO USBメモリ スタンダードタイプ ブラックモデル TurboUSB機能搭載 4GB RUF-C4GS-BK/U2

やじうまウォッチで知ったんだけど、USBメモリにWAVEファイルを格納し、トルマリンを照射すると音が良くなるんだって!これって世紀の大発見じゃね!?

アコリバCD事件まとめwiki」が詳しいけど、オーディオ雑誌の付録に「普通の音声データ」と「トルマリン照射済みの音声データ」を収録したCDが付いてたらしいのね。そのCDからリッピングしてWAVEを抜き出し、バイナリ比較するとあら不思議。なんとバイナリが不一致なんだってさ!そりゃそうだよな~、音質が向上するんだからバイナリデータだって変わるよな!

な?

あとね。デジタルケーブルのループバック(折り返し)試験で、ケーブルを変えつつ取ったデータも入ってるそうなんだけど、これもバイナリ一致しないんだって!デジタルケーブルのループバックテストだから、バイナリ一致しないならデータ化けてるんじゃね?なんて思うやつは素人。音質が良くなるんだから当然バイナリだって進化しないとな!

な?

これでオーディオアクセサリに興味を持った、そこのキミ!「ACOUSTIC REVIVEのすべて」を読むと、その会社の素晴らしい製品の数々を堪能できるぞ!オイラもざっと見てみたんだけど「グラウンディング・コンディショナー」に興味津々。紹介文からちょっと引用させてもらうよ。

アコースティック・リヴァイブの考案は仮想的なアース装置で、内部にトルマリンなど鉱石系を複数封入し、その電気作用によって効果を高めようというものだ。実際本品によってシャーシ電位が変わることはないが、何らかの電子の移動、シャーシ電位の流れが生じていると思われる

(強調は筆者による)

すごいなー、仮想グランドなんて思いつきもしなかった。「電位が変わることはない」のは仮想グランドだから当たり前、しかも仮想だから「思われる」だけで十分なんだよ!すごすぎるよアコリバ!これがたったの31,290円だってんだから良心的すぎる。アース付きコンセントの敷設工事が数万円で出来ちゃうのに、それでも仮想グランドを使うのが本当のオーディオマニアだよな!俺も仮想グランド欲しい~、超欲しい~

な?

CDからリッピングしたWAVEファイルを比較してみた

Apple iPod nano 8GB ブラック

我が家のメインPCに組み込まれているCD-ROMドライブ「LG GSA-4167BK Ivory(SuperMulti)」を使ってWAVEファイルを吸い出したとき、吸い出したWAVEファイルがバイナリ一致するかどうかを試してみたよ。

事の起こりは最近の「音楽をデジタルで伝送計画」を考えてるうち、そもリッピングの時にバイナリ一致してなかったら計画オジャンじゃね?という考えが頭をよぎったのですよ。これはもう試してみるしかないね?と言うわけで、実際の使用環境でWAVEファイルを比較することにしたわけです。

まずは手持ちの音楽CDをCD2WAV32を使って等速と最高速の2種類の方法でリッピング。さらにiTunesのエンコード設定をWAV形式に変更してリッピング。出来たWAVEファイルを「音くらべ」を使ってアルバム単位で比較。

結果として3通りのリッピング方法で抽出したWAVEファイルは、どれも完全にバイナリ一致しました。念のため、他にも2枚ほどCDを試して見たけど、これも当たり前のように完全一致。これならこのPCを使ってる分には「完璧にリッピングできますよ?」と言っても差し支えないかと。

将来的にはAirMac ExpressのS/PDIF出力を、PCで取り込んでバイナリ一致するか試してみたいところ。だけど、それだけのためにS/PDIF入力有りのサウンドカードを買うのも何だなぁ…ヤフオクで探ってみるか。

iPodと30万円のCDプレーヤーを比較、勝者は意外にも…

Apple iPod nano 8GB ブラック

テストの1つでは、iPodで再生した高品質MP3ファイルと、3000ドルのプレーヤーで再生したCDを比較した。このテストを受けた24人のうち4分の3がCDの方がいいと答えた。

これは意外な結果ではないが、デジタルだが非圧縮の.wavファイルをiPodで再生した――ヘッドフォンジャックをアンプにつないだ――ときには、21人のうち52%がiPodの方がいいと言った。

「iPodで再生した.wavファイル」と「30万円のプレーヤーで再生したCD」の勝負は、僅差でiPodが勝利する結果になった。どちらも非圧縮なんだから当たり前の結果なんだけど、オーディオマニアは反論するんだろうな~。

聞き分けられると主張する人を集めて、厳密なABX法でテストしてみて欲しいネ。