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デジタル・チャンネルディバイダが欲しい

入門スピーカー自作ガイド―基本原理を知って楽しく自作! (学ぶ・作る・楽しむ・電子工作)

M-AUDIOから発売される「Studiophile DSM3」は、ユニット毎にアンプを持つデジタル・バイアンプに加え、内蔵DSPによりユニット毎に周波数を分割するデジタル・クロスオーバー・ネットワークを内蔵しているそうだ。

コンデンサやコイルで構成するパッシブ・ネットワークと違って、デジタル・クロスオーバー・ネットワークなら物理的な損失や不利な特性を無視できるので、マルチウェイのスピーカーには理想的な構成だな。

これは良い考えだと思ったので、何とか自前でデジタル周波数分割できないモンかと思って調べてみた。ネットワークを外に出すと「チャンネルディバイダ」(チャンディバ)と呼ばれるようになり、チャンディバ+マルチアンプ+マルチウェイスピーカーでHI-FIなる流れもあるようだ。よしよし、目の付け所は間違っていないんだな。

だがしかし。デジタルチャンディバは業務用のDCX2496とか、HI-FIのRSDA904ぐらいしか見あたらない。余りにも大仰な構成になる上に需要が極々少ないだろうから、どうしても高く付いちゃうみたいだな…

パソコン上で周波数分離して、複数枚のサウンドカードに出力すれば安上がりな気がするな。どこかの物好き崇高なる先駆者が実現してたりしないかな~?

STUDIO HINOKIでTAD-R1を試聴してきた(後編)

TAD-R1と私

パイオニア本社内にあるハイエンドAV視聴室「STUDIO HINOKI」にお邪魔して、ペア定価630万円のスピーカー『TAD-R1』(TAD Reference One)を聴いてきたよ、と言うお話し。このエントリは『STUDIO HINOKIでTAD-R1を試聴してきた(前編) – Hinemosu』の続きになります。

さてさてTAD-R1の感想ですが、まず最初にお断り。おいらはこのクラスのスピーカーは初めて聴くので、他との比較は出来ません。なので相対的な感想ではないことにご注意下さい。

TAD-R1を聴き始めて、まずは定位の良さに驚かされた。「音にもピントがある」とは聞いてたけど、ここまで違うとは想定外。ドラムの場所、ピアノの場所なんてレベルではなく、ドラムのシンバルとタムが違う場所にあるのが分かる。「シャーン」と「トゥン」が違う場所にあるんだよ!これを聞いた後だと我が家のHELICON 300なんてボケボケの写真みたいなモンだわ。

それと音の再現性がハンパねぇ。これはちょっと言葉で説明するのが難しいけど、ピアノはピアノだし、ドラムはドラムだし、ギターはギターなんだよ。特にスピーカーでピアノが再現できるとは思っても見なかった。

ピアノってさ。スピーカーには厳しい楽器らしくて。あいつに鍵盤がタクサン付いてるのは知ってるっしょ?アレの一番下って27.5Hzだし、一番上は4186.009Hzまで出る。そんだけ広い範囲が出せるのに、「ジャーン」って感じでゴチャッと音を出せる。それに対してスピーカーは3つか4つの円板が震えるだけ。これでピアノを再現できるわけがない。

だけどTAD-R1で聞くと、そこにピアノがあるように思えた。もちろんいつもピアノを聞き慣れているような人なら「スピーカーの音」なんだろうけど、素人のオイラならカーテンで目隠しされてたらピアノがあるって信じちゃうぐらい。それぐらいTAD-R1の再現性はスゴかった。

再現性が高いお陰で、録音の良いJazzやサザンオールスターズ、あと平井堅なんかはサイコーに良かった。特に平井堅の『キミはともだち』は、630万円のスピーカーで再生する価値のある曲だった。

もし『キミはともだち』を持ってるなら最初の10秒ぐらいだけでも聞き返してみて欲しいんだけどさ。途中で平井堅が「スハッ」って感じで息を吸うでしょ?この呼吸音がリアルすぎて、ホントに空気が引っ張って行かれるような感覚になる。他にも指パッチンはバッチンバッチン跳ねてるし、絶対にそこで手を叩いてるって!って言いたくなるぐらいリアルに手拍子が聞こえる。ずっと前にT-3Gで聞いた平井堅もスゴかったし、平井堅の中の人はマジでスゲえ。そんなわけで平井堅はスゲェと、改めてリスペクトしておきたいと思います

たださ。

再現性が高すぎるのも問題と思える場合もあってね。持って行った音源のウチ、半分ぐらいは録音の悪さが露呈する形になっちゃった。個別の曲の感想は別項に述べようかと思うけど、Def TechやHilary DuffなんかはTAD-R1で聞くべきじゃないと思ったよ。このレベルのスピーカーはモニタとかリファレンスとして使うには良いけど、J-Popなんかの普段聞きには向かないね。

それと思ったより女性ボーカルが冴えない印象だった。だけど比較対象がないので、ソースが悪いのかシステムが悪いのか判別できないのが残念。機会があれば同クラスのJBL DD-66000あたりと聞き比べてみたいもんだなぁ。

そんな感じで長々と書いてきましたが、まとめると「良い経験だった」と思います。システムで1,000万クラスの高級オーディオを、環境の良い視聴室で大音量で1時間も聴ける。これは今後の音楽人生において、良い基準たり得ると思います。手間を考えると万人には勧められませんが、オーディオに興味があるなら一度ぐらい訪れてみると良いかも知れませんね :-)

ペアで630万円の『TAD-R1』が試聴できる!「STUDIO HINOKI」に行ってみたい

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パイオニアの視聴スタジオ「STUDIO HINOKI」でフラグシップシステムを体験』[編集部の声 - Phile-web]で知ったんだけど、目黒にあるパイオニア本社にはハイエンドAV視聴室「STUDIO HINOKI」ってのがあるんだって。

「STUDIO HINOKI」は、もともと録音スタジオとして使っていたモノを全面改修して、一般客が利用できる視聴スタジオとして開放してくれてるんだってさ。

ここで用意されているメインスピーカー『TAD-R1』は1本315万もする代物。1本で315万だからステレオで聴くと630万円!しかも音響バッチリの試聴ルームで聴けるわけだから、TAD-R1のフルパワーを堪能できる最高の環境ってわけだよな。

こんなスゴイ試聴ルームなのに、電話で予約をすれば誰でも使えるらしいし、これはちょっとデートがてらに行ってみようかなと思った次第です。

FW168HRが欲しくなってきた

GX100

フォステクスから20mmマグネシウム合金ツイーターと10cmHRアルミニウム合金を搭載したブックシェルフタイプのスピーカー「GX100」が発売されるそうです。お値段は税込1本49,875円。

写真を良く見れば分かると思うけど、下段のユニットがウネっと回ってるでしょ?この形のことをHR(HP ROTATION)と言って、建築構造力学の分野で知られるHP(HYPERBOLIC PARABOLOIDAL)形状に改良を加え、円周方向に回転させたものなんだってさ。アルミニウムを使って高い応答性を確保し、HR形状にすることで剛性を確保してるらしいよ。

このHR形状を採用したFW168HRって単体ユニットも近日発売予定なので、サクッと購入してスピーカーを自作したいトコロなんだけど、1本2万円もするから気軽に試せない。

でも自作スピーカーの何がスゴイかってさ。例えば「the pure system spec」ってスピーカー。このスピーカーってペアで4410000円なのよ。ワザと分かりにくく書いたけど「441万」ね。

このスピーカーに使われているユニットは、上でも書いたFW168HRの1世代前のFW168HP、それとスーパートゥイーターのT90A、おまけにサブウーファーって構成らしいのね。

で、FW168HPは1本2万ぐらい、T90Aは1万5千円ぐらい、サブウーハーが分かんないけど、たぶん1万~2万ぐらい。こいつらをペアで買い揃えてもユニット合計10万ぐらいなの。

分かる?「441万円」の主たる部品が「10万円」なのよ。もちろん箱やら何やらでまだまだお金はかかるけど、それにしたって「441万円」の十分の1の費用があれば、同等の音質を持ったスピーカーが自作できるハズ!なんです。ほら、試しに自分で作ってみたくならない?

ならないか。

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