アップルシード、視聴

HELICON-300,攻殻,映画

APPLESEED

スカパー!の録画物視聴。3D CGをアニメ塗りに変換するトゥーンシェーダーを使ったこと、加えて登場人物の動きにモーションキャプチャーを使用し、フル3Dライブアニメを実現した意欲作らしいです。自然な表情を取り込むため、声優さんの顔もキャプチャしたってんだから気合い入ってるよな。

原作のファンとしては、薄っぺらいストーリーが気になる。単体の映画作品としてみても、ストーリーが陳腐すぎるな。フル3Dライブアニメとやらも、あまり良さを感じられない。技法がこなれていないのか、肌が人形みたいにテカって見えるし、あちこちで浮いた感じが出ちゃってる。格闘シーンのスムースな動きは評価できるけど、逆にそれぐらいしかメリットないんじゃね?

でも、あの原作をこんな風に解釈して、映画に落としこもうとした努力は評価したい。うまいことアップルシード的な要素を取り上げて、それっぽい雰囲気を保ったまま2時間のストーリーを作ってるものね。ちゃんと原作を読んで理解していないと、こんな風にはまとめられないと思います。原作や攻殻のファンなら見ておいても損はないんじゃないかな?

閑話休題。スカパー!の録画物だからステレオ再生なのに、下手な5.1チャンネルよりも臨場感があったのにはビックリ。「低級な5.1チャンネルより、高級なステレオ」というのを実感できたのは、悪くない体験でした。HELICONさんは活躍してるな~。