民主党:ガソリン税の暫定税率を廃し、恒久税率化することに成功

政治

「しかし、それをやっぱり、きちんとした議論を行わないで、そのままずらすような、『平行移動して許してください。財源が足りないからしょうがありません』みたいな議論は、やはり、国民の皆さんには認められないだろう。そう申し上げているんです」
引用元:【鳩山ぶら下がり】環境税導入「国民が認めれば…」(3日夕) (1/7ページ) – MSN産経ニュース

「はい。暫定税率に関しては、熟慮に熟慮を重ねました。国民の皆さんのさまざまなご意見にも耳を澄まして傾けさせていただきました。私が最終的に得た結論は、地球環境、景気の二つを考えたときに、まず、これは暫定税率の仕組みそのものはいったんは廃止することになりますけれども、問題としては、その税率は維持をするということにいたしました」
引用元:【鳩山ぶら下がり】(1)暫定税率維持「率直にお詫びしたい」(21日夜) (1/3ページ) – MSN産経ニュース

12月3日に「平行移動して許してください。財源が足りないからしょうがありませんは認められないだろう」と発言したのに、同月21日には「暫定税率の仕組みそのものはいったんは廃止することになりますけれども、問題としては、その税率は維持をする」と発言。

その間、わずか3週間たらず。「君子豹変す」とはこの事か。

しかも「暫定税率」を廃し、環境税と言う名の「恒久税率」にすげ替えなのがスゴイ。何がスゴイって、日本は世界的に見ればガソリンが安い方で、環境負荷の高いとされるガソリンを廉価で提供することは問題だとする指摘もあり、恒久税率化と一般財源への組み込み、併せての増税までもが議論されていたんだけど、それを真っ向から否定して「ガソリン値下げ隊」なんてモノまで作って「ガソリンを値下げします!」って言ってた民主党が、自分の言説を全て否定する行動を取ってるのがスゴイ。

もっと詳しい内容は「鳩山首相のマニフェスト違反より深刻な問題: 極東ブログ」でイヤミたっぷりに解説されているので、お暇な方はご一読くださいませ。