救急蘇生に人工呼吸は不要

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突然意識を失って倒れた人を蘇生させるための応急手当は、心臓マッサージだけで効果があり、従来勧められてきた人工呼吸は必要ないことが、日本救急医学会関東地方会の研究班(班長、長尾建・日本大駿河台病院救命救急センター長)の調査で分かった。

これは興味深い。実際の現場で取った4,000件のデータを基にしているそうなので、信頼性も高そうだな。

人工呼吸は気道の確保とか技術的に難しそうだし、なにより心理的な抵抗感が大きいよね。でも心臓マッサージなら頑張って押せば良いだけだし、素人のおいらでも何とかなりそうな予感。記事最後にあった心臓マッサージのやり方も載せておくね。

心臓マッサージは、患者の意識がないことや呼吸が止まっていること、あえぐなど普通ではないことを確かめた後、両方の手のひらの付け根を患者の胸の中央に重ねて押す。体重をかけ深さ4~5センチまで胸をへこませた後、力をゆるめて元に戻す。これを1分間に100回のペースで繰り返す。救急隊が来るか、AED(自動体外式除細動器)が届くか、患者の体が動くまで続ける。1人では消耗するため、2分程度をめどに交代で行うとよいという。

参考リンク:Yahoo!ニュース – 毎日新聞 – <救急蘇生術>人工呼吸は不要 心臓マッサージに効果あり