TCSが1万2,000人超をレイオフ、AI時代の仕事の選別が始まった
TCS、1万2,000人超のレイオフ発表—AIがついに本格的に仕事を奪い始めた?
インド最大のITアウトソーシング企業 タタ・コンサルタンシー・サービス(TCS) が、従業員の約2%にあたる 1万2,000人以上の削減 を発表しました(2025年8月8日)。
対象は中間管理職や経験4〜12年の中堅エンジニアが中心。公式には「スキルミスマッチ」が理由とされていますが、実際には AIと自動化の波 が背景にあります。
背景:2,830億ドル産業に迫るAIの牙
TCSが属するインドのITアウトソーシング市場は、世界でも有数の規模を誇る約 2,830億ドル の巨大産業。
しかし、生成AIや自動化ツールの普及によって、従来は人手で行っていたコーディング、マニュアルテスト、カスタマーサポートといった業務が、徐々にAIに置き換わり始めています。
専門家によると、今後2〜3年で 最大50万人規模 のIT職が影響を受ける可能性があるとのこと。
今回のTCSの動きは、その「序章」にすぎないのかもしれません。
AI時代のサバイバル戦略
今回の件が示すのは、AIに代替されにくいスキルをどう磨くかが重要になる、という現実です。
戦略・企画・高度な設計・顧客折衝といった領域にシフトできなければ、職種そのものが消えるリスクも。
読後の感想
TCSほどの巨大企業がこれだけの規模で人を切る時代になった。
“安泰”はもう幻想で、業界も地域も関係なく、AIの進化は容赦なく仕事を選別していく。
次にその波が来るのは——あなたかも、わたしかも。
関連リンク: Reuters記事はこちら
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