互換品のバッテリーや充電機を使うときはT端子の有無に注意

主にカメラクラスタの皆さまに向けて。

純正のカメラバッテリーや充電機は高価なので、Amazonなどで互換品を購入する方は少なくないと思います。

でもちょっと待って。そのバッテリー/充電機にT端子は付いてますか?

リチウムイオンバッテリーは、本来なら+端子、-端子に加えて、T端子の3接点が必要です。

T端子(サーマル端子)はバッテリーの温度を検出するための端子です。T端子と-端子の間にサーミスタ(温度抵抗)が付いていて、サーミスタの抵抗値を読み取ることでバッテリーの温度が分かるようになっています。

リチウムイオンバッテリーは充電時に発熱する上に、高温のまま充電を続けるとバッテリーの劣化が早まります。そのためT端子のない充電機/バッテリーで充電を行うと、バッテリーの寿命を短くしてしまう可能性があります。

また通常であればバッテリー側に過電流防止の機能が付いているんですが、この機能が故障した上で高温で充電すると、高温が高温を呼んで熱暴走をおこし、最悪の場合にはバッテリーの変形や爆発・発火が起きえます。

参考までにこちらはソニー純正の充電器。

ソニー純正の充電器には+端子、T端子、-端子の3本が並んでいます。この充電機を使えば温度上昇時に充電量が制御されるので、バッテリーの寿命が長持ちし、万が一の場合も事故に繋がる可能性は低くなります。

ここで冒頭の写真に戻って頂くと、互換品の充電器には端子が2つしかなく、T端子を用いた温度監視とそれに伴う充電停止機能が付いていないことが分かります。

安価な互換品を否定するワケではありませんが、安いモノには安いなりの理由があることを理解し、T端子なしの充電器/バッテリーを充電する時は就寝時や外出時を避け、目の届く範囲で使うなど気を使った方が良いのではないかと思います。