映画「武士の家計簿」レビュー

映画

武士の家計簿(初回限定生産2枚組) [Blu-ray]

森田芳光監督、堺雅人主演の映画『武士の家計簿』を見たよ。

あらすじ。武士にも「経理」がいたよ。

感想。つまらなかった。

ストーリーは「ドキュメンタリー」でも「ドラマ」でもなく。なんだか中途半端なラインです。

宣伝で「ホームコメディ」に見せかけつつ、実のトコロは「地味な家族史」と言うトラップもあり、営業戦略にしてやられたなーと言う感じ。

妙に長い映画のワリに最期付近は尻つぼみだし、これは原作本から映画用ストーリーを紡ぎ出すのに失敗してますね。

配役も微妙。これだけ地味な映画なら、笑顔の張り付いた堺雅人じゃなく、もっと地味顔の俳優さんを主演に置いた方がハマるんじゃない?

あと仲間由紀恵がヒドイ。何がヒドイって「お婆ちゃん」になっても顔が老けない。ラスト付近で「嫁姑」のシーンがあるんだけど、姑役の仲間由紀恵のが美人てどういうコト?主演の堺雅人は頑張って年老いてってるのに、奥さんだけ若いままじゃ気持ちが悪いよ。

子役も躾がなってなかったなー。仮にも武士の嫡男なのに、あの立ち居振る舞いはないわ。

そんなワケで、100点満点で40点ぐらい。サラウンドで鳴り響くソロバンのシーンは面白かったんだけどねー。