Linuxをリモート操作。VNC、FreeNX、xmingの3種を比較する

Ubuntu

Ubuntu 8.10をリモート操作するために、VNC、FreeNX、xmingの3種類の遠隔操作ツールを試用しました。それぞれのツールの特徴を簡単にまとめてみたので参考までにどうぞ。UbuntuはおろかLinux全般に対して無知なので、変なこと書いてたらゴメンね。

試用の結果、現在はFreeNXで遠隔操作しています。

VNC

VNCの特徴はこんな感じです。

  • クロスプラットフォーム。様々なOS用が開発されている。メジャー。
  • オープンソースなので、色々な派生ソフトがある。
  • サーバ側で作成した画面イメージを転送する形式なので若干重い。
  • サーバ側の画面設定がクライアント側に引きずられる。
  • クライアントが複数の場合は、使用するポートを分けて処理する。複数人で同じポートを使うと、マウスカーソルの奪い合いになる!

FreeNX

FreeNXの特徴はこんな感じです。

  • NXという商用製品をフリーで再実装したものがFreeNX。
  • 元が商用なので使い勝手がよい。
  • 画面描画情報を圧縮して送信するので、狭い帯域や描画能力の低いサーバでも軽快に使える。
  • クライアントはフリー。Windows用、Mac用、Linux用などが用意されている
  • サーバはフリー版と商用版がある。フリー版では同時接続数が2アカウントまでに制限されている。同時に3アカウント以上使用したいなら商用版を購入する必要あり。

xming

xmingの特徴はこんな感じです。

  • X Window Systemの標準プロトコルを利用する
  • 画面描画情報を送信するので動作が軽快
  • 設定がちょっと難しい。クリップボードコピーが出来なかったりと、クライアントが落ちたりと問題が多かった。