Audioengine HD3 Next Gen登場 ― デスクトップHi-Fiの定番がさらに進化

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コンパクトなデスクトップスピーカーで人気のAudioengineが、新モデル「HD3 Next Gen」を発表しました。
初代HD3からの美しい木製キャビネットデザインはそのままに、接続性と音質の両面で大幅な進化を遂げています。既存HD3を愛用している人も、これからデスクトップPCオーディオを整える人も注目の一台です。

主な進化ポイント

新型HD3は、まず接続性が大きく向上しました。PCとのデジタル接続には新たにUSB-C端子を採用し、よりシンプルで安定したリンクが可能になっています。また内蔵DACは24bit/96kHz対応となり、ハイレゾ音源をダイレクトに再生可能です。
ワイヤレス面ではBluetoothがaptX HDに対応し、最大48kHzまでの高音質ワイヤレス再生が実現。さらに、32Ωで最大380mWの高出力ヘッドホンアンプを内蔵し、据え置き型ヘッドホンも余裕で駆動できるようになりました。これらの改良に加え、内部回路とドライバー構成の最適化によって低域再現性も改善され、従来モデル以上に力強くバランスの良いサウンドを楽しめます。

個人的注目ポイント ― 本物の木製キャビネット

個人的に強く惹かれるのは、キャビネット素材の変更です。公式サイトでは「hand-built wood cabinets(手作りの木製キャビネット)」と記載されており、職人による仕上げが強調されています。


さらに、TechRadarの記事によると、このHD3 Next GenはMDFではなく本物の木材で構成されているとのこと。従来モデルがMDFに木目仕上げを施した構造だったことを考えると、素材面での進化は音質面だけでなく所有感の高まりにもつながります。デスクトップPCオーディオ環境に置いたときの質感や、時間とともに変化する木の風合いは、長く愛用するほどに魅力を増していくでしょう。

詳細スペック(公式情報)

項目内容
アンプ出力60W(ピーク時)、30W RMS(各チャンネル)
アンプ方式クラスAB、デュアルモノ構成
ドライバー2.75インチ・ケブラーウーファー、3/4インチ・シルクドームツイーター
周波数特性65Hz–22kHz ±2.0dB
入力端子USB-C、Bluetooth 5.0(aptX HD/aptX/AAC/SBC)、アナログRCA、3.5mmステレオミニ
出力端子可変式RCAラインアウト、ヘッドホン出力(前面3.5mm)
サイズ高さ178mm × 幅114mm × 奥行135mm
重量左チャンネル1.8kg、右チャンネル1.5kg
カラー展開マットブラック、ハイグロス・ピアノホワイト、天然木ウォールナット突板

日本市場での展開見込み

既存HD3は日本国内で代理店Kopekが正規販売しており、ヨドバシカメラやビックカメラ、Amazonなどでも入手可能です。Next Genモデルも同ルートでの展開が期待され、日本発売は時間の問題と言えるでしょう。

まとめ

HD3 Next Genは、デスクトップPCオーディオにおいて音質・デザイン・素材感を高いレベルで両立させたモデルです。
USB-CやaptX HDといった現代的な接続性に加え、MDFではない本物の木製キャビネットを採用したことで、音だけでなく所有する喜びも一段と高まります。
コンパクトながら本格的な音と質感を求める人にとって、長く付き合えるパートナーになるはずです。

HD3 Next Gen Home Music System w/ Bluetooth aptX-HD (A2-HD) — Audioengine (本家公式サイト:英語)

audioengine|HD3 ワイヤレススピーカー (前機種の国内公式サイト)

【比較レビュー】見た目と性能を兼ね備えたAudioengine HD3 | コモバ (前機種のユーザーレビュー)