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Towerオマージュのビル育てゲー「Project Highrise」レビュー

パソコンで遊ぶビル経営シミュレーションゲーム「Project Highrise」。画面を見れば高層ビル建築シミュレーションゲーム「Tower」に影響を受けた事は明らかで、興味を引かれるTowerファンは少なくないはず。

自分もその一人で、最近日本語化が行われた事もあり、先日のセールの際にサクッと購入。1週間ほど掛けて地上120階、地下10階のビルを建設してみましたので、ゲームの感想などレビューしてみたいと思います。

基本的な流れとしては、オフィスやアパートのエリアを用意して企業や住人を誘致し家賃収入を獲得、その収入でビルの高層化/地下化を進め更なる誘致を目指す、と言った感じになります。

Towerと大きく違うのは上下移動に使うエレベーターや階段にキャパシティの概念がなく渋滞が発生しないところ。上下移動はビル内に一基のエレベータがあれば十分で、ここが気軽でもあり、ちょっと物足りなくも思うところ。

その代わりに「設備・サービス」の概念が充実しており、ビル内に配線・配管の基本設備を作って各階まで引き込んだり、企業や住人が要求する「サービス」を提供する施設を作ったり、美観を向上する「アート」を設置する必要があります。

設備には老朽化の概念があり、老朽化が進みすぎると企業や住人、テナントが退去してしまうため、定期的なメンテナンスも必要です。実作業的には管理人室をクリックして修繕を選ぶだけなんですが、一定の費用が発生するのが悩ましい。

特に序盤は「ビルのフロア拡張して金欠、設備増強して金欠、老朽化の補修で金欠」と金欠状況が続き、毎日の家賃収入が得られるゲーム時間の深夜0時までジッと待ったりする事も。

クエストに該当する「市からの依頼」と言うのもあって、「住人をxx名以上にせよ」とか「xxxショップとyyyショップを作れ」などの指令をクリアしていくと収入が得られるようになっています。依頼をクリアしていくと少しずつビルが充実していくし、お金も増えるので積極的に依頼を受けると良さそうでした。

騒音やニオイ、人通りの概念もあり、これらによって企業や住人の満足度が上下します。ニオイ防止・騒音防止のドアなども用意されていて概念的にシム要素を増やしたかったんだろうなとは思うんですが、小まめに対策するより「家賃を下げる」と大体解決してしまうのがゲーム的にちょっと残念でした。いま一歩詰めが甘いんだよなー。

建築の自由度が高く、ツインタワーやV字型、逆V字型など比較的自由な構成にしやすいので、テーマに沿った建築を狙うのも楽しいのかも?自分は一切遊びのない効率最優先のビルを建てたのですが、見た目を変更するDLCなども用意されているので、もし次にビルを建てるときは意識して遊び心も入れてみたいところです。

日本語化はほぼ完璧に行われていて、意味の通らない翻訳などはありませんでした。ただ要求される設備が実際にどれなのか分からない事はあり、例えば「クラブが必要です」と言われるんですが、その「クラブ」はサービスなのか店舗なのか公共設備なのか分からず、メニューを探しまくる事はありました。一度全体を把握出来てしまえば分かるんですが、初めてプレイするときにはメニューのどこになにがあるのか?いつ必要とされるのか?が分かりにくいかも知れません。

偶発的なトラブル要素がほぼ存在せず、一度軌道に乗ると無限にお金が入ってくる状態になるのも良し悪しですね。ビルが大幅に毀損することがないため、どうしても後半は単調になりがちです。火事や地震で慌てふためくのも楽しいと思うので、パニック要素を追加したDLCの登場に期待したいです。

自分はセール時に500円以下で購入したので価格分の価値はあると感じましたが、通常価格の1,980円だと悩ましいトコロ。悪いゲームではありませんが、後半の単調さ加減と、一部の分かりにくさをどこまで許容できるか…取りあえず興味があるなら「ウィッシュリスト」に突っ込んでおいて、そのうち来るであろうセールを待つのが良いのではと思います。

今秋にコンソール版の発売も予定されているそうなので、コンソール版を待つのも良いかも知れませんね。

Steam:Project Highrise
ビル運営シム『Project Highrise』コンソール版が海外発表! PS4/XB1/スイッチで発売予定 | Game*Spark – 国内・海外ゲーム情報サイト

ちなみに。探したらTowerIIを買った時の日記がありました。書いたのは1998年です!

Tower IIを買ってきた

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