お嫁さん、胆のう除去手術を受ける

日記

ここ最近、謎の腹痛に悩まされていたお嫁さん。

検査の結果、「胆のう」に溜まった「胆石」が原因の「胆石痛」らしいってコトになったので、サクッと胆のうを除去してもらったよ。

「胆石痛」と診断を受けた流れ

2ヶ月ぐらい前からかな?お嫁さんが腹部の激痛を訴えることが何回かありました。

数時間安静にしていると治るんだけど、その痛みはカナリのものらしい。

で、病院で原因を調べましょうと言うことになり、MRI・胃カメラ・超音波・血液検査などを実施。

その結果、MRIと超音波で胆のうに胆石がある事を確認。

併せて痛みの状況など考えると、胆石が胆管を通り抜ける時に起こる「胆石痛」であろうと言う診断が下りました。

「胆石痛」の治療について

「胆石痛」の治療として、いま最もポピュラーなのは「胆のう除去」だそうです。

「え、痛みの原因である石を取り除くんじゃダメなの?痛いだけで丸ごと内臓を取っちゃうの?」

と思ったんだけど、胆石ができちゃう体質の人は、たとえ胆石を除去しても、また胆石が出来ちゃう可能性が高いそうです。

しかも胆石って実は結構ヤバイ奴らしくて。

胆のうから移動した胆石が「胆管」を詰まらせるような事があると、胆汁(たんじゅう)が詰まって黄疸になったり、すい液が詰まって急性すい炎になったりで、最悪の場合は数時間で死亡に到るらしい。

そもそもお嫁さんは痛みが出てるワケだし、結論として「じゃ取っちゃおうか」と言う事になるようです。

「胆のう」がなくて困らないの?

胆のうがなくても、ほとんどの場合は問題ないんだって。

胆のうは肝臓で作られた「胆汁」を一時的に貯めておくところ。その胆汁は十二指腸に送られ、脂肪を乳化して消化を助ける役目があるそうです。

でも胆のうが無くても、肝臓が頑張って胆汁をだせば何とかなるらしい。

しかも、胆のうナシでも、実際に胆汁が足りなくなるのは、脂肪を大量に摂取した時ぐらいらしく、日本人の食生活では滅多に起こらないらしい。

更に言うと、実際に足りない状況になったとしても、消化不良で下痢っぽくなるだけらしい。

こうやって聞くと、胆のうっていらない子なんだね…

胆のう除去手術の流れ

実際の胆のう除去手術の流れはこんな感じ。

手術前日

入院して術前の処置など。と言っても特別な事は少なく、お嫁さんの場合はオヘソの掃除ぐらい?

夕方からは家族が集合して、担当の先生から「手術のリスク」を説明されました。

リスクと言っても、発生率1割以下の「稀な事象」ばかりらしいんだけど、合併症やらの悪い事ばかりで怖いんだよねぇ…

でも家族全員しっかり納得して、明日の手術を承諾しました。

手術当日

手術は14時から始まり、18時半ぐらいに終わりました。

術直後に先生と面会し、手術の成功を知らされ一安心。手術では開腹せずに腹腔鏡を使用したそうで、お腹に1cm前後のキズが4個所あるだけだし、回復も早いだろうとのコト。

ついでに「これが胆のうです」と、取り立てホヤホヤの内臓を見せてもらったよ。うーむグロイ。

肝心のお嫁さんは、術後1時間ぐらいで麻酔が覚め無事に帰還。

手術室を出た直後でも、点滴数本と尿管、酸素が付けられているだけで、実にスッキリとした感じ。

腹腔鏡手術は、ほんとダメージが少ないんだね。

術後の経過

術後1日で尿管が外れる。起き上がってご飯を食べたり、1人でコンビニへ行ったりで、アクティブすぎて驚く。

術後2日で点滴が取れた。特別な投薬などもなし。シャワーもオッケーが出ました。

術後3日でやる事もなくなり、だったら退院する?って流れでサクッと退院。

術後5日で入浴もオッケーになりました。

あんまりスムーズすぎて、逆に怖いぐらいだよ ^^;

まとめ

家人としては「やって良かった」と思っています。

手術に伴う各種リスクは怖かったけど、結果的には非常に上手くいった。

今後は急な腹痛を心配する必要もなくなるし、胆管が詰まって「万が一…」って可能性もなくなった。

終わってから落ち着いて振り返ると、メリットが勝る手術だったかなと感じています。

そんな感じで!