映画「Dr.パルナサスの鏡」レビュー

映画

Dr.パルナサスの鏡 [DVD]

ヒース・レジャーとジョニー・デップとジュード・ロウとコリン・ファレルが主演をつとめた映画『Dr.パルナサスの鏡』を見たよ。

あらすじ。パルナサス博士の夢の世界を体験しよう!

感想。「夢のような世界」ではなく、「夢の世界」を映像化しているのは面白い。キラキラ・フワフワのフシギワールドを楽しめるヒトなら、最期まで飽きずに見られると思う。

でもまぁ、普通に映画的な評価をすると今ひとつ。夢の話だけあって不条理すぎるし、映像美とストーリーもリンクしてなくて、ぶっちゃけツマランわ。

ただし。この映画のキモはストーリーや映像美ではありません。

実は映画の撮影期間中に、主演のヒース・レジャーが亡くなってしまっているのです。そのため、一時は撮影が中断したそうですが、ヒース・レジャーと親交のあったジョニー・デップとジュード・ロウ、それにコリン・ファレルが協力を申し入れ、なんとか撮影を再開。

しかも無事に撮影が終わったあと、3人は受け取った出演料の全額を、ヒース・レジャーの2歳になる娘さんに寄付したそうです。

このような経緯で完成したため、「ヒース・レジャーとジョニー・デップとジュード・ロウとコリン・ファレルが主演」という、まさに「奇跡の一本」と呼べる映画になっております。

そんな感じの映画「Dr.パルナサスの鏡」の評点は100点満点で60点。映画的には薦めないけど、話のタネとしては見ても良いと思うよ!