こんにゃくゼリーより、84倍も危険な食品
これは良いGIGAZINEまとめ。「「こんにゃく入りゼリー」よりものどに詰まって死亡した件数が多い危険な食べ物ベスト10 – GIGAZINE」では、消防本部と救命救急センターに寄せられた食品による窒息事故事例の結果から、どんな食品が多くの窒息事故を引き起こしているかをまとめてくれています。
結論として1位は「もち」であり、1年間で168例が報告されているそうです。同じ1年間で「こんにゃくゼリー」による窒息事故は2例報告されており、単純に件数を比較すると「もちはこんにゃくゼリーの84倍も危険な食品」ということになります。
もちろんこんな単純な比較に意味はないんですが、「こんにゃくゼリーが特段に危険である」と言う誤った認識により、販売を規制するのは間違っている言いたいわけです。そんなバカなコトを言うヤツはいないと思っていたのですが、「佐野真理子・主婦連合会事務局長」さんは規制したいそうです。
佐野真理子・主婦連合会事務局長の話 これだけ多くの方が亡くなり、「行政のすき間」の商品として問題となっていたのに、行政が何もせず放置してきた結果、また１人亡くなった。警告マークをつけて済む問題ではないことが明らかになったし、そもそも高齢者や子どもが食べてはいけないお菓子が流通していること自体おかしい。早急に消費者庁を設置して、規制すべきだ。
こういう事例の場合、「老人と乳幼児に食べさせると窒息死する可能性が高い食品がある」こと、そして「窒息死する可能性が高い食品にこんにゃくゼリーが含まれる」こと、この2点を周知徹底させるのが先決だと思いますよ。