ATH-CKM90、購入2週間で再レビュー

ATH-CKM90,宇多田ヒカル,音楽

オーディオテクニカ バランスド・アーマチュア型インナーイヤーヘッドホン ATH-CKM90

ATH-CKM90を買って2週間。数十時間単位で使用したので再度レビューしてみるよ。1本目のレビューを経由してAmazonで買って頂いた方がいるようで、その感謝企画だったりもします。

まずフィット感について。右耳はフィットするが、左耳がフィットしない事が多いです。左右の耳の形が違うから、合う合わないが出てるみたい。両耳がフィットしない人もいるだろうから、購入前にしっかり試してみることをお勧めします。

フィット感に関連するんだけど、どうやらパッド部分は吸盤のように作用するみたい。耳から外す時に「キュポン」という感じがあります。装着時は耳穴に吸盤を付ける感覚で軽く上下左右に動かし、中の空気を抜くイメージで調整すると、ピタッと吸い付くポイントがあります。両耳ともこのポジションに持っていくと、急に周囲が静かになる感覚があるので「はまった」事がわかると思います。

きっちり装着すると遮音性が上がるのは勿論のこと、音質もグッと向上します。ただしこの状態だと低音が強く出すぎる感があるので、重低音な曲を再生することが多いなら、視聴してしっかり確認した方がいいと思います。

エージングによる音質変化は、今のところ感じられず。BA型のせいなのか、相変わらず高域が聞こえません。1万円台の価格に見合った、それなりの音って感じです。静かなところで聞き込むと「あれ、こんな音だっけ?」ってことがあるけど、移動中に聞く分には問題ないレベルの音質を提供してくれます。

最近、ATH-CKM90で聴いた曲では宇多田ヒカルの「HEART STATION」が素晴らしく良かったです。iTunes Storeで買ったネット配信用携帯機器ミックスだから、特に良く感じられたのかな?とにかく256kbpsとは思えない、心地よい歌声を堪能することが出来たので、ATH-CKM90を選んで良かったと思いました。

不満点として、装着前のL/Rチェックがやりにくいです。「L」「R」表記は、イヤフォンの付け根のコード部分内側に、ケーブル色と同じ黒色で、小さく書かれているだけです。注視しないと読み取れない上に、薄暗いところでは判別が不可能です。そのうち、テープを張るなりカラーリングするなりして、一見でL/Rが判別できるよう改造するつもりでいます。

レビューとは関係ありませんが、付属のポーチをなくしてしまいました。暑気払いの帰り道、どこかでうっかり落としてしまったようです…なかなか使い勝手が良かったので、ヨドバシ経由で付属部品扱いで注文しました。お盆休みなので取り寄せに時間が掛かるようですが、600円で販売してもらえるようです。

しかし、注文時に「ATH-CKM90のポーチ」と告げたら「あの出たばかりの奴ですよね?」と聞き返されたのが恥ずかしかった…出たばっかりのを速攻で買って、即効で無くしてるんだもんな orz

関連リンク:オーディオテクニカのATH-CKM90を買ってきた – Hinemosu [2008年07月26日 (土)]