Jim Hallの記事一覧

CD『Undercurrent』(Bill Evans & Jim Hall)の感想

Undercurrent

ビル・エバンスとジム・ホールが共演(競演?)したコラボレーションアルバム『Undercurrent』を聴いたよ。

このアルバムは、ジャズ界にインタープレイ(音楽的会話)を流行らせるキッカケになったらしい。

確かに「ピアノ → ギター → ピアノ …」のような展開で、ベースもドラムスも係わらず、真っ向勝負というか、ガチにぶつかり合っていて、聴いているとドンドン二人の世界に引き込まれる。

しかも、ぶつかり合いと言っても「チカラのぶつけ合い」ではなく、「チカラの抜き合い」というか、音楽のエッセンスを抽出した塊のぶつけ合いなので、スッゴク大人の音楽。

もし俺が金持ちだとして、風呂上がりにガウンを羽織りワインを飲みながら音楽を聴くとしたら、選ぶのは多分このアルバムだと思うよ。

参考動画:
YouTube – Darn That Dream – Bill Evans & Jim Hall

もしCDを買うなら、2002年発売のUS版をオススメしておきます。「Original recording remastered」な上に、ボーナストラックが入って、しかも他の版より安く買えますよ。

CD『Undercurrent』の収録曲一覧

  1. My Funny Valentine(80)
  2. I Hear A Rhapsody(80)
  3. Dream Gypsy(80)
  4. Romain(80)
  5. Skating In Central Park(100)
  6. Darn That Dream(80)
  7. Stairway To The Stars(80)
  8. I’m Getting Sentimental Over You(60)
  9. My Funny Valentine [Alternate Take](80)
  10. Romain [Alternate Take](80)

1962年4月24日と#3,5,6、他は5月14日に収録だそうです。

括弧内は100点満点による採点です。

メンバー

  • ビル・エバンス(Bill Evans) – Piano
  • ジム・ホール(Jim Hall) -Guitar

CD『Concierto』(Jim Hall)の感想

Concierto

ギターの巨匠ジム・ホール(Jim Hall)によるアルバム『Concierto』を聴いたよ。

タイトルが「コンチェルト」(協奏曲)なだけあって、クラシックギターを用いた各種協奏曲が収めらたアルバム。特に4曲目の「Concierto De Aranjuez」(アランフエス協奏曲)は、ギター協奏曲として有名な曲だそうです。

音量が小さいクラシックギターがメインなので、全体的に静かめな進行。それは悪い方には行ってなくて、「静かで寛げる」感じのジャズって感じ。

自分にはチョット物足りないかなー、と思うけど、時間をおいて聴くと良さが分かるのかも?

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CD『Night Lights』(ジェリー・マリガン)の感想

Night Lights

作曲・編曲家としても有名なバリトン・サックス奏者、ジェリー・マリガン(Gerry Mulligan)の最も有名なアルバム『Night Lights』を聴いたよ。

アルバムタイトルの「Night Lights」が示すとおり、夜の明かりのような落ち着いた雰囲気のアルバム。Amazonのジャズコーナー上位に表示されたので買ってみたけど、ぶっちゃけ自分には合わなかった…こう言う静かなジャズは好みじゃないのかも知れないな。

Wikipediaによると、1980年以降のアルバムはフュージョン色が強いらしい。今度ジェリー・マリガンのアルバムを買うときは、しっかり年代を意識してみようと思います。

参考動画:
YouTube – Gerry Mulligan – Night Lights

iTunes Storeで『Night Lights』を試聴するGerry Mulligan Sextet - Night Lights

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