3.4 使用周波数帯

電波にも色々と種類があります。電波の種類をTABLE.1に示します。

記号 周波数 波長
VLF 30kHz以下
LF 30-300kHz キロメートル波
MF 300-3000kHz ヘクトメートル波
HF 3-30MHz デカメートル波
VHF 30-300MHz メートル波
UHF 300-3000MHz デシメートル波
SHF 3-30GHz センチメートル波
EHF 30-300GHz ミリメートル波

TABLE.1 電波の種類

日本でのテレビ放送はVHFとUHFを使用して行われています。

TABLE.2に日本で使用されているVHFでの1チャンネルから12チャンネルまでの、映像と音声の搬送波の周波数を示します。

チャンネル番号 周波数帯(MHz) 映像搬送周波数 音声搬送周波数
1 90-96 91.25 95.75
2 96-102 97.25 101.75
3 102-108 103.25 107.75
4 170-176 171.25 175.75
5 176-182 177.25 181.75
6 182-188 183.25 187.75
7 188-194 189.25 193.75
8 192-198 193.25 197.75
9 198-204 199.25 203.75
10 204-210 205.25 209.75
11 210-216 211.25 215.75
12 216-222 217.25 221.75

TABEL.2 VHF帯での周波数割当表

表を見てもわかるとおり、1-3chと4-12chは周波数帯が分離されています。前者をロー・バンド(Low band)、後者をハイ・バンド(High band)の帯域と呼びます。

周波数割当に関する疑問

7chと8chの周波数割当って、おかしくありませんか?7chは184-194MHz、8chは192-198MHzとなっており、192-194MHzの周波数帯が重なっています。資料が間違っているのか、なにか理由があるのか?ご存知の方は教えていただけると幸いです。