Wiiのスーパーマリオギャラクシーをレビュー

Wii

スーパーマリオギャラクシー

5,6時間プレイして、スター20個ほど集めたよ。そんな段階でのレビュー。

純粋なゲームの楽しさを提供するために、余計なものを削除して必要なものだけ残した。これ以上でもダメだし、これ以下でもダメ。そんな絶妙なバランスを持った神ゲーの気配。Wii持っててこれ買わないのはもったいない。

今回のマリオはライフ制。三回までなら敵に当たっても死にません。ライフはコインで回復できるし、面を進める間に何度もコインが出てきます。おなじ箇所で三回失敗しなければ死なない、そう言えるぐらい死ににくくなってます。一度に出てくる敵の数も考えてあるので、敵が多すぎて死ぬこともない感じ。

だけども、だーけど。上手な敵の倒し方が分からないと、ボコボコ三回殴られて死んじゃいます。ライフ3つって結構あっという間。もたもたしてると死んじゃうの。死んじゃうんだけど、三回やられるまでに何かピンと来る。その何かを探しつつ、もう一度やると上手な敵の倒し方が分かるって案配。うまいこと出来てるな~。

もちろん純粋なアクション部分で死ぬこともあるのよ。これまでのマリオと一緒で、足を踏み外すと一発で死亡。だけど中間ポイントが多数用意してあって、死んだ直前のトコロから復帰するようになってるのよね。いま失敗したところを、いますぐに再挑戦できるので何くそと頑張れる。何度も失敗することもあるけど、だんだん先に進めるようになってくる。そして山場を超えて一段落すると、次の中間ポイントを超えている。簡単じゃないけど無理じゃない。そう思わせてくれる理想的なテンポで進んでいけるんです。うまいこと出来てるな~。

そうは言っても死にまくってゲームオーバーになるんじゃないかって?まさか俺たちのマリオがそんなひどいゲームな分けないだろう!もうイヤになるぐらい1UPしまくるので、よほど1カ所で死にまくらないとゲームオーバーになりません。おいおい、そんなに増えたら緊張感無いだろうって?ところがそこも考えてあって、マリオの人数はセーブできないのよ。セーブしてロードしたら最初から。うまこと出来てるな~。

システム面の話ばかりしたけど、ステージのでき具合も秀逸よ。だいたい3面でワンセットになっていて、その3面の間はおなじ世界観、その世界観をゲーム内用語で「ギャラクシー」って呼ぶのね。ギャラクシーのパターンはだいたい決まってて、1面目で練習させて、2面目で発展させて、3面で中ボスって感じ。ギャラクシーごとに様々なアクションが要求されて、そのアクションを少しずつ上達させるステージ構成になってるのよ。ギャラクシーが変わるとガラッと構成が変わるので、飽きを感じずに楽しく遊べるって寸法さ。うまいこと出来てるな~。

あと忘れちゃ行けないのが二人プレイ。2P側のリモコンで1P側のお手伝いが出来るんだけど、そのお手伝いのバランスの良さが半端ない。出来るお手伝いは敵の足を止めたり、敵を気絶させたり、スターと呼ばれるアイテム拾ったり。1P側が一人で頑張っても出来ることばかりなんだけど、手伝って貰えるとすごく楽になる。楽にはなるけど頑張らないと進めないので、最終的には頑張っちゃう仕組みになってるのよ。

ちょっと例を挙げると、中ボス相手に足を止めたり気絶させたりのお手伝いはできないの。だけど中ボスと一緒に出てくる雑魚には足止めが使える。だから1P側が頑張らないとダメなんだけど、一人でやるよりは全然ラク。そんな神バランスが随所にちりばめてある。うまいこと出来てるな~。

ほんとWii持っててこれ買わないのはもったいない、何度もそう言わせたくなる良ゲーですよ。