大玉、簡単レビュー

GAMECUBE

大玉 特典 「秀爺の書」付き

難しいけど面白い!操作が複雑すぎるし、ゲームとしても難しすぎ。何度も何度も失敗して、ようやく一回クリアできるかどうか。そんな難しさだけど、思わずもう一回プレイしちゃう感じ。

ゲームは面クリア方式を採用していて、自軍のお宝アイテム「任天の鐘」をフリッパーのある手前から画面最上部まで運べば一面クリア。

アイテムを運ぶのは衆と呼ばれる人工知能軍団で、こいつらにマイクで指示を出す。「すすめ!すすめ!」と叫ぶと自軍が進行し始めるけど、敵が画面上部から現れて衆を押し戻す。

数で勝った方が軍を進められるんだけど「おせ!おせ!」って言うと多少の劣勢は巻き返せる。つまりは合戦の大将として声で指示を出すのね。実際は

おせおせ!すすめすすめ!あつまれあつまれ!ちゅーおーとっぱー!!!!

なんて感じで、ほぼずっと叫びながら遊ばないといけない。

で、ピンボールは何をするかというと合戦場に散りばめられたアクション部分をクリアして、自軍が進むべき道を切り開く。川をせき止めたり、坂にハシゴを掛けたり、門の鍵を開けたりと、戦略性の高いアクションが各面ごとに用意されている。

ピンボールでは無制限の上下左右台揺らしが可能なので、ピンボールテクニックが必要な場面は少なめかな。

で、大玉ことピンボールの玉に当たると自軍だろうが敵軍だろうが死ぬ。うっかり自軍に打ち込むと自軍全滅で見る見る鐘が押し戻される。すぐにZボタンを押して援軍を派遣するんだけど、援軍は数に限りがある。

援軍の人員を補給するには、アイテムで大玉を緑に変えて、敵に打ち込むと捕虜にできる。捕虜はすぐに援軍になるので、うまく緑玉を使うと劣勢をひっくり返せる。

まとめるとピンボールアクションクリアしつつ、自軍の不利を「おせ!おせ!」でカバーしつつ、前線に援軍を送りつつ、敵軍をうまいこと殺しつつ、緑玉で捕虜を補給しつつ任天の鐘を画面最上部まで持っていくゲームです。