小笠原の新島を無人航空機が自動撮影、標高71メートルまで成長したことが明らかに

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昨年末、あたらしい島が生まれたと話題になった小笠原諸島 西之島(にしのしま)の新島は、いまだ成長を続けているそうです。

西之島の空中写真を無人航空機で初めて自動撮影 と言う国土地理院からの報道発表がありました。

 国土地理院は、3月22日に無人航空機(UAV*1)による西之島の空中写真撮影を行いました。これは、UAVによる離島の自動撮影としては初めての試みです。今回の撮影は、防衛省と東京都小笠原村の協力を得て行われたものであり、父島から片道約130kmという長距離の飛行に加え、通信範囲外となる状況下で、GNSS*2により機体位置情報を取得しつつ、上空から空中写真を撮影したものです。
引用元:http://www.gsi.go.jp/kenkyukanri/kenkyukanri60006.html

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父島から130kmという通信用電波の届かない場所での撮影でしたが、無人航空機はGPSで自機の位置を確認しながらプログラミングされたルートを周回。デジカメで460枚もの画像を撮影したそうです。

国土地理院では、今後もこのような事例を積み重ね、低高度から高い頻度で撮影が可能なUAVについて、離島や有人機の近づけない危険箇所における防災や測量への活用可能性を追求するための研究を継続する予定です。
引用元:http://www.gsi.go.jp/kenkyukanri/kenkyukanri60006.html

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解析の結果、標高71メートル、体積1,130万立方メートルまで成長したことが分かったそうです。一体どこまで大きくなるんでしょうか。

有人機の近づけない危険箇所の観測は無人航空機(ドローン)が便利ですね。今後の活用研究にも期待したいです。

西之島 海底火山の活動に伴う「新島」現象 2013年の噴火に伴う経過 – Wikipedia [参考情報]