【RAID】ReadyNAS DuoのHDDが壊れたのでWD20EFRXに替えた【重要】

PC,ReadyNAS

ReadyNAS Duoで冗長構成にしていたHDDの1本が逝ってしまった。

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と言う訳でHDD故障に伴う交換作業の覚え書き。

HDDメーカーの選定

現在の主要HDDメーカーはWestern Digital (WD)、Seagate、HGSTの3社。

メーカー選定に対し周囲の意見を求めたところ、WDを推す声が多かった。

ただしWDの主要製品であるCaviar Greenは「IntelliPark」なるヘッドの待避機構が付いており、RAID運用には適さないとのこと。

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そのため、NAS用とされるWD Redを選択する事とした。

HDD容量の考察

WD Redの容量は 1TB,2TB,3TBの3種類があるが、現在のデータ量が1.2TBを超えているため、2TBか3TBが必要。

当初は3TB品の購入を検討したが、「ハードウェア・コンパチビリティリストハードディスク : NETGEAR Japan ReadyNAS Community」を確認したところ、ReadyNAS Duo(無印)は3TBに未対応であることが判明。

現状2TBでも容量的な不満はないことから、ReadyNAS Duoで動作確認のある2TB品「WD20EFRX」を購入することとした。

本番使用前の動作チェック

町田ドスパラでサクッと「WD20EFRX」を購入。お値段9980円也。

さっそくHDD交換…と行きたいところだが、念のため事前に動作チェックを行う。

チェックには「WD サポート / ダウンロード / EIDE (PATA) / WD Caviar RAID Edition」から、Windows用Data Lifeguard Diagnostic(WinDlg)をダウンロードしてきて利用する。記事執筆時のバージョンは1.24。

まずは"WRITE ZEROS"を選んで書き込みテスト。2TBで4時間ぐらい掛かった。
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問題なく終了したので、引き続き"EXTENDED TEST"を実行。こちらも無事に終了した。
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テスト中はCrystalDiskInfoを実行し、SMARTで監視するエラーが増えないことも確認した。

NAS用HDDの入れ換え

初期不良が無いことが確認できたので、故障したHDDの交換作業を行う。

ReadyNAS Duoはホットスタンバイに対応しているので、電源が入ったまま壊れたHDDを取り外し、代わりに新しいHDDを取り付ける。

交換後、自動的に再同期が始まった。再同期は実使用量1.2TBで10時間ぐらいかかるようだ。
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と言っても、外付けNASなので待ってるだけ。翌朝には無事に再同期が終わっていた。
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念のためReadyNAS Duoの管理画面にアクセスして再確認。うん、大丈夫そうだね。
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まとめ

HDDが故障したのは残念だが、RAIDによる冗長構成を組んでいたのでデータ喪失などの被害はなかった。RAIDを組んでいて良かった、と感じた。

HDDの交換作業も15分程度で終了。新規HDDの事前動作確認や再同期に時間は掛かるが、それほど手間ではなかった。

と言う訳で。

「大事なデータがある」という自覚をお持ちの皆さまには、積極的にRAID構築をオススメしておきます。ウチでも使ってるReadyNAS Duoなら、1万円ちょいで買えるよ。

オマケ:故障したHDDの保証期間を確認

故障したHDD「WD20EARS」は2010年4月1日に購入した。

もしかしたらRMA期間内かも?と思い、「エンドユーザ用保証確認 | WD」でシリアルナンバーを入力し、保証期限を確認したところ…

よし、ぎりぎり3月26日まで保証が残ってる!
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と言うことで、現在RMAによる交換手続き中。EMSでシンガポールに送り付けたけど、無事に代替え品が戻ってくるかな?

RMAの交換手続きも別途記事に出来たらと思っていますよ。乞うご期待。