地デジの世帯普及率、国の目標に大差

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地デジにしたいなんて誰が言った!? (晋遊舎ブラック新書 10)

総務省が17日発表した地上デジタル放送(地デジ)に関する緊急調査で、2009年1月時点の対応テレビやチューナーの世帯普及率は49・1%にとどまり、目標の約58%はおろか、半数にも達していないことがわかった。

普及率目標との差は約9ポイントと、08年9月時点の約5ポイントよりも拡大した。急速な景気後退の影響などで、地デジ対応機器の普及のペースが落ちているためとみられる。

以前にも地デジ普及率が低いことを問題視したけれど、今回の調査結果では更にヒドくなってることが分かったみたい。

本年1月時点における調査では「地上デジタルテレビ放送を見ることができる世帯」は44.3%しかなく、普及目標の58%に遠く及ばないことが分かったそうです。読売の記事だと「普及率は49%」になっているけど、実際に地デジが見られる世帯は44.3%しかないことに注意してください。UHFのアンテナが繋がってない家庭が結構あるんだよ。

普及目標と地デジ視聴可能世帯数の差は14%で、これを世帯数に直すと700万世帯になります。「目標との差」が700万世帯だよ?テレビって月間100万台程度しか売れないのに、あと700万世帯に普及させるのにドンだけの期間が掛かると思ってるの?

アナログ停波まで残り29ヶ月。未だに地デジが見られない世帯、2750万世帯。こんなんで停波できるはずがないよね…